2009.03.17 『それ食べちゃだめだ』
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周辺サンポ。
こう、まっすぐ向こうの方まで続いている道、好き。
しかも誰も歩いていなければ最高。
大阪にはあんまりないねんってこういう道。



あたたかい日差しと、吐息のようなそよ風で春の到来。
加えて襲撃のような眠気。
母が明日帰ってきます。
仕事で母がぬけていた分、普段の役割にプラスしてそこを補ってって特に労働という感じでもないが、
なんかちょっと疲れたから今すぐ帰りたいという子供のような衝動と戦って16時。
おやつ、食べていいですか?

先ほどから父が一心不乱に豆を乾かした煎り菓子のようなものを剥いている。
剥かれた皮がそこかしらに散乱しているが、
本人はその中身をいかに素早く口に含むかということにのみ心血を注いでいるようなので
おかまいなしといった感じ。
もう欲しいものを、欲しいだけ、という感じ。
髪は乱れ、顔は鬼の形相。飛び散る不愉快極まりない豆、そして豆、豆。
3時のおやつってそんなに鬼気迫る感じだっけ?と思うけど
ちょっと恐怖なので、しばらく様子を観察。
ペペロン、それ食べちゃだめ。




もぐなら食べます。
ん?
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意外とフォトジェニックなモグちゃん。 いや、そうでもないかw
夫がホワイトデーにくれたPUEBCOのフクロウそっくり。
生まれてくる息子には、モグちゃんはふくろうの類だよ、と教えても差し支えないかもしれない。
というかモグちゃんはいろいろ足りないので、こういう顔をしているだけではあるが。

昨日は、ギズモグにごはんをあげた後、
日曜にあまりにひどい夫一人の生活の状態を目の当たりにした私は、
ごはんを作りがてら茨木に泊まった。
ホワイトデーにクッキーを焼いてくれた夫。
男の人の手造りなんてはじめててすごく嬉しい。
寝る前に丹下紘希さんのDVDを鑑賞し、おもちゃ箱のように夢の詰まった世界観にときめく。
山下達郎の「FOREVER MINE」と 一青窈の「受け入れて」には号泣。
必見です。


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私がクッキー(大好物)を貪る横で、ユニフォーム姿でハンターハンターを読みふける夫。




そういや最近買ったものでおすすめ

la base 丸型ざる・ボール 中 2点セット

ラバーゼ (la base)



la base。
ザルなんて100円均一でええやん、と思っていたのは全くの世間知らずで。
ずっと使うしいいのが欲しいと思っていたところ出会った。
水切れ、強度、見た目全て問題なし。このスペックならリーズナブル。
あと野田琺瑯のボウルも2サイズ買いました。
琺瑯、軽くて好き。
キッチンツールを勧めだすあたりが主婦。

鋼の錬金術師 21 (ガンガンコミックス)

荒川 弘 / スクウェア・エニックス



ハガレン。
古本屋で大人買い。
なぜ、なぜ今まで読まなかったのか・・・?!
(こんなに続くと思ってなかったので、全巻出揃ってからでいいやと思っていた。古本でも高いし。)
ちょうどタイムリーに友人もハガレン読みたい衝動日記をかいてましたw
やべー
いやー、おもしろい。
いい、とてもいいです。
またどうしようもない物欲を生み出してくれるわ・・!
錬成陣の構築式ガイドブックとかね。

でも艶っぽさは忘れずにいましょうね。





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同居人のノブ君が引っ越したことと、
お腹が大きくなって急すぎる我が家の階段がつらいので
現在1階へ寝室引越し中。
写真はそのうちの1部屋。 布団荒れすぎw 引越し最中なものであしらかず。
後ろの棚はこれから徐々に私の鉱物コレクションを実家より持ちよって大切に飾ります。
また完成したら写真でご紹介させていただきます。
もう、魔法使いの秘密の部屋みたいにしたいです。


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見事なお腹の出具合(現在7ヶ月)と、競り落としたエゾシカの頭蓋骨。


ウォンチュー!君のハートにレボリューション!
ゴー☆ジャス、すげー好きです。
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# by aoi-ozasa | 2009-03-17 16:33 | Daily life
2009.03.11 『実家にて。』
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やぁ。わたしです。
母がウズベキスタンに1週間ほど旅立ってしまったので、
新婚なのに実家にて、留守番ならぬ猫番をしております。
ねこ:ニャーニャー
(餌クレー、ウンコしたー)
なかなかたいへんよね。


あーぼくらの、おもしれー
読みかえしてます。
すーげー哲学的だなー。
夫がこれ、中学とかの道徳の授業で教科書にすりゃーいいって
言っていたけどほんとにね。
生とか死とか。
皆平等に経験することなんだよな。
頭じゃ分かんだけど、やっぱよく分からなくて。



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実際、妊婦になって、体内に2個の心臓を宿して私は
少し考えたりもする。
生きるってなんだろうとか、死んだらどうするとか
高尚めいた、だけどとても俗物的な言葉をね。

答えがなくて10代の頃、暗雲めいてたその思考は、
春のそよ風に乗った、ゆるいバターのみたいな鼻歌と共にハチミツの様に溶かされて
振り返ると、単に不器用であっただけだが、
決してするすると生きてこれたわけではなかったその時を
今は、少し懐かしく思えたりもする。

ばーさんになって、縁側でシブ茶をすすりながら
あぁこんなときもあったよね、
ってあれだ。



実際、暮らしの中でうまく転換できない想いってあるだろう、
消化しきれない気持ちってあるだろう。
それが年月を経て、ふたたび自分の前に表れる。
今度は以前とは違った顔で、でももうこれで最後だねって
旅立ちを告げに来る。

私は思い出となって初めて、その別れを実感することができる。
自分の中から思い出という形で取り出せた瞬間に
それが自分から離れ、昇華されていく気がする。


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何かを思い出すとき、いつもどこかに寂しさが付き纏う。
ちょっと色褪せていた古いノート、ページを捲るとその部分から朽ちていってしまうように
風に消えてゆく。
だからきっとそんな時は、一緒に話ができる人間が傍に必要だ。
思い出って1人で浸りたい気もするけれど、
そう思っているうちは時期尚早なのかもしれない。
寄り添いながら、互いの話を交換できる相手が居るってのは本当に素敵なことだ。
今なら素直にそう言える。


あの頃の自分に、その時の風に、触れていた体温に、
愛おしさが込み上げてくる。

それは、その頃感じていたものよりもずっと優しく、ずっと確かだ。
僅かな間に、時間がタイムスリップしてあの頃の風景が目の前に蘇る。
だけどそれらはもう二度と触れることは出来なくて
手を伸ばせば届きそうだけど、もう交わることはないんだな。
だから今度こそ誰も傷つかない形で
さようなら って、言う。

勇気は必要ないだろう。
当時よりも、そのことがとても自然に思えているはずだから。




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最近、物欲ないなーとか思ってたけど束の間
なんかいろいろ欲しいものがあっった。
妊婦だから、おしゃれできないし、服全部ユニクロでええしとか
思ってたけど、マルジェラのワンピを購入…
シルク混できもちい。身幅広いし・・ちゃ、ちゃんと産後も着るよ・・

で、ずっと欲しかったネックレスをオークションで発見・・・!
YUKIちゃんがWAVEのジャケ写でつけてたもので
これをずっと、ずっと探してた・・
絶対に落とします。クソガキどもには負けません。
エルメスのプール・トゥールGMも買いました。黒と茶の2色。
なにがいいって、留め具もなけりゃステッチすらない。もちろんブランド刻印もない(内側にある)
革をくるりと巻いただけのデザイン。
その無駄のなさに惚れました。



あ、もう2時だ!
やばい寝まする。
実家にいるとついつい夜更かししちゃう、
独身時代(←言ってみたかっただけ)の名残りだなー
気をつけよ。
これ聴いてねる。
http://www.myspace.com/blowslow

しかし、さっきからもぐちゃん意味なくにゃあにゃあ言うてるな。
おかんおらんし、どうしたらええかわからへん。
早よ寝なさい。
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# by aoi-ozasa | 2009-03-12 01:45 | Daily life
2009.02.21 『真夜中の君へ』
∵どうにも今日は頭を使い足りない。

∵何もないが紙と鋏ぐらいならすぐ用意できる。

∵何か手作業したいけど誰かに手紙を書くほどでもない。

∵お風呂が沸くまで10分ほど時間がある。



∴真夜中に突然図工っぽいことがしたくなった君へ。


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とつぜんこんなものが作りたくなる。
制作時間およそ5分?ぐらい。
変にテンションがあがった深夜。久々に実家で過ごす。

携帯が鳴って、夫から、4B(鉛筆)最高だぜ、などといったメールがくる。
土曜日の深夜1時に1人でお絵かきしていた模様…
片や、幾何学的なものに挟みで挑む嫁・・
似たりよったりだ・・
離れても、心はひとつだな(意味不明)
とメールしたいと思ったけどせずにこれを書いている。

真夜中にふいに、少し疲れそうな(あくまで少し)手作業がしたくなった人は
作ってみてください。
http://classes.yale.edu/fractals/Labs/PaperFoldingLab/PFLProcSierp.html

用意するもの、その辺に散らばっている紙と鋏のみ。
なんてシンプルで美しい。

数学全く不得意ではあったけど、図形とか幾何学は好きだったなあ
あっけないほど自明な屈託。


すごいぞ折り紙―折り紙の発想で幾何を楽しむ

阿部 恒 / 日本評論社



ちなみに今、これがすげー欲しい。




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本日は土曜。
本来ならば仕事はないが、イチは曜日に関係なくあるため出勤。

頭を最大限に奮い立たせて数字と格闘。
相場、場格、発句値、売価
こんなとき、イメージするのはいつも有機的な流動体系だ。

単純に数字が頭をよぎるのではなく、
脳裏に売られている商品の姿や、
それを購入する人間なんかがイメージとして出てくる。
もっとも、ネット上で売買しているので
実際に客の顔を見ることなどほとんどないのだけれど。
そしてそれらは全て価格としての流動的な数字の役割をしていて、
メタファーとしてそこに存在する。


昔、πを極めようとするおじさんがテレビで言っていた。

どうやってあんなに単純な数字の羅列を記憶しているのですか?

陳列を、物語に置き換えている。
数字は、キーワードとして存在する。


なるほど。
真似できそうにないけど、ちょっと分かる気もするね。



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イチは意外とすぐ終わるけど、普段の仕事よりも神経を使うから
終わった後の疲労感はいつもの数倍だ。

帰りはトボトボと陸橋を歩きながら、
理想の休日の過ごし方について考えていた。

・旅行
・レジャー

上記2点は、私にとって理想の休日ではない。
確かにどちらも悪くない、悪くないけど、あくまで休日が2日か
それ以上あるとき。
いわゆるバケーションでバブリーなとき。

私は、リゾート的な旅行地に全く興味がないし、
旅行でもレジャーでも、どうせ金と時間を費やすなら
体も頭も使うようなものがどちらかといえば好きなので、
精神的にも体力的に余裕があるときにしか実行する気になれないのだ。

海外旅行から帰って次の日早朝から仕事、なんて考えられない。
次の日はゆっくりと、荷解きをして、おみやげリストを作ったり
写真を整理したり、自分用に買ってきたお茶を飲みながらのんびり過ごしたい。

身を削るような、
そうだな、デスクワークの私から言えば、
ずっと立ちっぱなしで足が棒になるような1週間の最後の休日は
家でのんびり羽を拡げているのが理想。

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朝、偶然にもちょうど気持ちよくインターホンの音で目覚める。
配達員が以前注文しておいた漫画を届けてくれる。
(もちろん元払いで先に精算済み)
部屋着のままパンなどを食べて
良質な音楽をかけて(最近ならElectric Presidentあたり)
寝転がりながらそれを読みふける。
しばらくして疲れたら化粧して、散歩に出る。
ふと立ち寄った喫茶(カフェではなく喫茶と呼ばれそうな店)でケーキセット。
モールスキンに落書きや好きな言葉を書いたりする。
ああ、近くに美術館とかあったらいいなぁ。
運良く人気なくいい展示がやってたりして。
日が暮れて、家でさっと夕食。
漫画の続きを読んで、その日のことを日記にかいたりする。
次の日の支度をして早めに就寝。



ああ・・・
あああ・・
素晴らしい。


ふと気付いたが、人と会っていない…

これが毎週なら寂しくして死ぬだろうから、
あくまでこれは理想の休日の過ごした方その①。なのだ。

それにしても、偶然にかなり救われていることが伺える。
なんならこの休日のために、
かなり読みたい漫画とかを前もってうまいこと注文しておかなければならない。

素敵な休日、1日にしてあらず。

雨ならまた違うんだろうな。
二人なら、友人となら、春になったら、子供が居たら・・
色んな良き休日がそれぞれに。
想像するだけで少し潤った。
手の届きそうなぐらいの妄想。

少し夜更かしの土曜の夜にはもってこいじゃないか
気がつくと小1時間ぐらいたっているから気をつけよう。
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# by aoi-ozasa | 2009-02-22 01:39 | Daily life
2009.02.18 『またきて冬』
なんなんですか。
2月。
こないだ春来たみたいになってたのに、また冬。
春来たー、みたいなフライングあったせいで極寒。
冷えきった皮膚が湯船いっぱいのお湯との距離にじんじんきちゃうみたいに
身体がね、その差についてけないわよ、と言っています。

ああ木枯らし。春の夢を見る。
ゆりこにもらったマルジェラの手袋、重宝していますよ。
こないだは久々に連絡ありがとう。
いくつになってもマメじゃない友ですまない。
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2/14は神戸、切望のコールドプレイのライブ。
確か3、4年前、その当日に知って、果物と一緒に唇の皮噛むぐらい悔しい想いした。
そのとき、同じように悔しいって言ってた離れている友人に
ああ、次は絶対に行きたいよねえ、
って話していたのが今の夫。

まさかその数年後、バレンタインのまさにその日に、
夫婦として一緒に来てるなんて、いったい誰が想像したことだろう。
少なくとも、私は、未だにまさか!って感じであるのだ。

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コールドプレイのライブは、
1曲1曲が精彩を欠くことなく、物語を紡ぐようにして演奏される。
ライブ全体を俯瞰して、盛り場を用意する常套のやり方に対して、
ひとつひとつにたくさんの演出が盛り込まれていて、どんな角度からも楽しめるように
観客の目線を常に考慮されていることが伺えた。
いや、それは最早ステージ下の目線ではない。
そこには観客とパフォーマーの区切りがないほどに、
本来、決して相容れない壁の存在感をかぎりなくゼロに近づける満場の一体感を作り上げていた。
もちろん、そこに居た私は自分が物語の一役を担ったかのような満足感を、
高揚感を一度も失うことなく光にのまれ込む。
その時間を共にする人々も、それぞれが描いた世界たちを、ぶっとい触手で触れ合っている。

光のシャワー、まるで祭典のよう。
吊るされた球体に映像が映し込まれて、惑星のように見えるそれが、広い場内を宇宙に見立てて
より一層膨らませる。
蝶を降らす演出は、たくさんの人を笑顔にさせた。
ハラハラと限りなく舞い落ちる蝶の形の紙吹雪。
ひとつが、誰かの肩にとまって、知りようのない私たちの距離をぐっと縮める。
そして声。
完成度の高い、それでいて荒削りの、
光をばら撒きながら駆け巡る彗星のような。



トム・ヨークの、
梅雨の雨のような歌声が不帰鳥の慟哭であるとするならば、
クリスの吹き抜ける風のような美声は、春を知る渡り鳥の絶唱だろう。
極めて美しい詩の合間に、そよ風のように、または雷雨のように音が鳴り響く。
響音して波紋が拡がる、連鎖する。
そこには闇もあるが、それがより一層光の存在を際立たせていることを誰しもが知るだろう。

旅人のコートを脱がそうとする太陽と北風のせめぎあいの中で、
唯一その愚かな争いをとめることが出来る理由は何だろうか。
私ならば、物語に鳥を付け加えよう。
歌のとても上手な、器用で美しい鳥を一羽。
その美声に、誰しもが焦がれ、己を蔑まずにはいられない。
無益な争いを今すぐにやめて、共に奏でる道をどうして選んではいけなかったのかと。



音を続けろ、円舞曲を踊るように
真っ赤でタクトを振れ、

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素晴らしい公演だったと思う。
なんなら9000円は安いので、帰りに5000円ぐらい置いて帰りやがれ、と言われてもいいね、
とリアルに数字を算出できたほどだ。

見れてよかった。
そしてこの人と行けてよかった。

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写真はバレンタイン、無印の力を全面的に借りた製作物。
あと、ベルカ驚きすぎね。
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# by aoi-ozasa | 2009-02-19 01:17 | Daily life
2008.02.12 『二月たち』
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歩く日々。
普通の社会人よりも2時間ほど遅い出勤時間。
すれ違うのはおばちゃんが多いのは、散歩タイムとかぶるからか。
駅前のベンチで深呼吸のように煙草を吸うおばちゃん。
なんてうまそうに吸うんだろうと、しばらく物欲しげな顔で見惚れてしまった。

地獄のつわりのおかげで愛煙家の自分と縁を切って早や数ヶ月。
数ヶ月・・・このへんが曖昧なのがやや自分らしい。
依存といえばそうなのだろうが、今でも鮮明に思い出せるあの感覚。
ただ煙を吸っているだけとは思えないあの芳醇なひととき。
私のブレイクタイム。
息継ぎにも似たような、有害だけど柔らかなそのリラクゼーション・テクニック。


色褪せてゆく過去を、多少は着色しながら補強をしてゆくように、
私の小さな欲求もまた、切望のような歯軋りをどこかに残してゆくのだろうか。
いや、舌打ちに近いな。
少しずつ、思い出す回数が減るにつれ、反比例するように時間は色濃くなってゆく。
頭をよぎるのはいつも短文で。アクセントのない単語に近い。

ああ、
静かに忘れ物をしたことを思い出すかのように
うん。
ちくしょう、
とても好きだったのだ。

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ひさびさにペディキュア。
以前は週に1度は塗り替えていたのに、今の夫と暮らすようになってから
放置されることが多くなっていた。
その時間が取れなかったわけではないのだから、ええい、そこは粗忽者の哀しさだろう。
シャネルのヴェルニは高いけれど、それだけの価値を私は見出せる。
発色の良さ、艶、塗りやすさ。
コストパフォーマンスに優れているかは分からないけれど、
一度知ったら1000円以下のマニキュアなんかじれったくてもう塗ってられねえよ。という感じ。
安物のサランラップを二度と買わないのと同じだよ、
分かるだろ、基準点を変えることの難しさ。水準を下げることの歯がゆさが。貴方にだって。


ヒールを履いた時の靴擦れが残る足。
これが白魚のような華奢な足なら、痛々しさのなかに可憐さを見出せたか私よ。
思いとは裏腹に傷跡がなおさら、
半ば蛮族的な健康さをかもしだしているのが残念だ。

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もぐちゃん。

実は私は一日に3度はもぐちゃんのことを考えている。
もぐちゃんの足りなさがたまらない。

他の猫達が、気分によってくるくると表情を変化させる愛嬌さを繰り出す中で、
もぐちゃんは表情が2種類しかない。
それも、目を開けているか、つぶっているか、という究極の2種類だ。
単純に目を開け閉めしているだけではなく、もちろん彼なりにそれぞれの感情を抱いているのだろうけれど
それをただ、見ている人間にはちょっと届かない。


私はよく、本を読んだり、集中したりしていると、「怒ってるのか?」
と聞かれることがあるけれど、いつもそれは顔立ちのせいだろうと思う。
実際、人間は一人の世界に入り込んでいるとき、若干怒っている感があるのもいなめないが
怒っているというのと、集中しているという時の表情の変化が私の顔にはないのだ。
そのおかげで余計な邪魔をされなくていいが、逃さなくていい出会いを逃す。

もぐちゃんは猫だからいい。

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ライフログのアップの仕方がやっとわかった(というかこないだ初めてやった)ので
恥ずかしげもなく、覚えたてのことをたてつづけにやってみる。


最近、また春樹を読んでいる。

意味がなければスイングはない

村上 春樹 / 文藝春秋



意味がなければスイングはない。
タイトル、内容ともにすばらしい。

この人の描く文面は、世界を創りあげてくれるのみにあらず、
価値観の幅を広げてくれる。

いつも思うのだけど、心に深く刻まれるのは、音楽にしても、本にしても、映画にしても
そこだけに留まらないものだ。
その好ましさとは、その媒体が私達にとって
箱というよりも、鍵に近いところにあるんじゃないだろうか。

そこを始点として、また新たなランドスケープは生まれる。
物語の終点には、また行く先々には、誰しもに同じ箱が用意されているのではない
といったことを改めて教わるように、
その多くは、
それぞれが、いつかどこかで出会う箱たちを示唆するような、道標に近い鍵だ。



春樹、なんて馴染みみたいに呼び捨てにして悪かったな、と思う。

でも春樹さまも、春樹サンも何か違うので
敬愛を込めて春樹と呼ばせて欲しい。

とにかく北海道の人は、この本を贈りますので買わないで待っていてください。
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# by aoi-ozasa | 2009-02-12 17:46 | Daily life
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