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2009.07.18 『子はカスがい』
夜中に起きて授乳するのにも慣れてきた毎日。

それが3時間だったり、一時間だったり
まだうまくリズムとなっていないのがあと一歩というとこではあるけれど。

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1回授乳するたびに1時間は寝てくれないので、
その間手持ち無沙汰。
まさか深夜いや明け方4時に見たいテレビもあるはずもなく、
子守唄のリズムで揺れながら、適当にその辺に散らばっている雑誌などに目を通す。

中でも母が定期購読しているNATIONAL GEOGRAPHICに、
絵空はわりと興味を示しているようだ。
とはいっても、ページをくるごとに目に飛び込んでくる
鮮やかな写真をその目が捕らえているかはさておき。



さて、快適な睡眠を妨げられた私は、
それがいくらかわいい我が子の要望とあっても、
少なからずストレスを感じてはいる。

そこに救いの手を差し伸べるのが、ラムネ菓子。
子供の頃からかなり好きなお菓子の一つだ。

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ここで、お菓子をよく食べる人は分かってくれるとは思うけれど
1人でお菓子を食べるというのは、なかなか孤独である。
もはや摂取と言うのに近いような淡々とした作業。
興味などあるはずもない菓子の袋などにぼんやりと目を通す。
生産場所や、内容物などを見つめる。凝視。
孤独なお菓子には、何か視線のやり場が必要なのだ。



そこで、何度かそんな風に見ているうちに
私が食べているこのラムネ菓子は、
春日井製菓という会社が作っているということが記憶できるようになった。

春日井製菓。

わたしはこれを見るたびに、
「子はかすがい」
という言葉を安易にも連想することをやめられない。
そして同時にそれは、長い間自分が
「子はかすがい」という言葉を、「子はカスがいい。」
という意味だと思っていた記憶に結びつく。

よく、世話のやける子ほどかわいいみたいな格言があるが
かすがいとは、それと似たような意味合いの、アグレッシブな言い方だと本気で思っていた。
だから、その言葉を聞くたびに、
そんなに多くの人がカスの子がいいと思っているのか。
ふしぎだな、私なら自分の才を越えて賢い子が欲しいが
あまり頭がよすぎても腹がたつものなのか、
親子なのに競い合ったり、たいへんだな
などと真剣に考えたりもした。
人にいわなくてよかった。

しかしそれに反比例するように
昔、自分の交際相手はアホな人がいいと周りに公言していたのを思い出す。

これは世の男性諸君の中に少なからず、いや結構な割合で
ドジッ娘を激しく支援する人がいるのと同じような感覚で、
ちょっと間の抜けた男のほうが愛しい、
みたいな歪んだ価値観だった。
子はカスがいいとはまた違うが、目を覚ませ。
その頃に戻ったら、両肩を持ってぐわんぐわんに揺さぶってやる。

アホがアホと結びついてどないするんや。
そんなどうしようもない。

よほど何かに浮れていたのだろう。
鉛筆ころがってもおもろかったもんな女学生。
しあわせになれて何より。

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↑ この、陽に当たってなくて死人のような色合いの手首が私。
絵空はずいぶん大きくなった。

このところ、目をむいてこちらを凝視してくれる。
太って、肉まんのよう。
ちょっと眉毛ができてきた。
なぜか鼻の穴も開いてみせてくれる。
見せていらないよ。

しかしまぁ。
この鳩が豆鉄砲くらったというか何と言うか、とてもクールとは呼べないこの顔ー・・
少なくとも私の遺伝子を半分は受け継いでいるのだもの。
まぁカスでもいいけれど。道理。
でも
かみさま、どうかこの子には多少べっぴんじゃなくてもええから
しっかりした才女を与えてやってください。

まだ飯もくえない息子をながめて
早くも母はそう願わずにはいられない。
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by aoi-ozasa | 2009-07-18 15:53 | Daily life
2009.07.12 『ちっさい怪獣』
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絵空がこの世に誕生して早や2週間がすぎました。

たくさんの方、お祝いメッセージやらお見舞いありがとう。
かわいいプレゼントもありがとう!
ブログへのコメントもありがとう!
しあわせもんです!

いったいどこにそんな力があるというのか、
泣き声がニャー!という鼓膜を破る勢いの爆音繰り出す
ちっさい怪獣のような我が子に振り回されるここ毎日。
やややつれ気味ですが、わたしはげんきです。
というか、体重は14キロ増えて実際まだ9キロしか減ってないよってこれどういうこと?!

まぁそれは母乳育児に頼りきって、身体が完全回復したら運動でもします…

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それにしても、赤ちゃんは結構寝るイメージですが、じつはけっこう起きてます。
ほっといたら3時間ぐらいアウアウ言ってます。
1ヶ月過ぎたら夜中も結構寝てくれるそうなので、それを待ちわびているんですが
なんていうか、そんなとこ似んでええっちゅうねん、
っていうぐらい元気だよね君…
パ、パパ似かな・・?


そうそうこないだね、久々に運転しました。
絵空の哺乳瓶やらを買いに薬局行っただけですが、
わずかな距離なのにペーパードライバーのように膝がガクガクいってました情けない。
妊娠中、毎日運転していたのにね・・・
みんなも産後の初運転は気をつけてね、
危うくババァを昇天させかけてしまいました。

それにしても、来月から職場復帰する予定なんですが
だいじょーぶ俺??!ってぐらいの多忙なスケジュールに今からびびってます。
職場復帰っていっても家業(じじいの家)なんで、朝から晩まで常に絵空と一緒(授乳)、
帰って猫ちゃんの世話から炊事に洗濯、そして真夜中にはちっさい怪獣降臨。
こっ、これは痩せそうです・・
やってみないと分からないので、というか皆がんばっているので
いつまでも怠けていられません。
とはいえ無理はしない程度に、今までの生き方同様気ままにやってこうと思います。

と、強がってみましたが
たまには生き抜きに誘ってね・・

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写真はNIKONのレンズカバーと絵空のサイズ比較。
分かりにくいな、
言うならば抱っこしたらまだ旦那のひじから手首までしかない。
赤ちゃんって小さいなぁ。

でもこないだの検診で息子は450gも大きくなっており、
3350g、もういっぱしの赤ちゃんサイズになってました。

生まれたばかりのころ、顔立ちがまだすっきりしており、
みんなの社会的良心も手伝って、男前!と生まれながらに甘やかされていた息子ですが、
ここにきて顔が最早すもうとりのように、デブついてきました…
だいじょうぶー?
ママは君をお相撲さんにするつもりだけはありません…
たぶんパパもないでしょう。

あと君、背中やらのウブ毛まだふっさふさで抜けないね。
早く抜けてくれないと、ママがヘコみます。

でもどうしても抜けなくても相撲取りでも、あいせる自信はあるのだよ。
おバカで構わないから、男気のあるおとこにそだってね。

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おっと、また小さい怪獣が目をさましたようです。
チッ 早えぇーな、


ではではみなさん、
7月いっぱいは実家で養生させてもらってるんで、是非あそびにいらしてね。
ときどきは、空いた時間を見つけて
息抜きにこうしてご報告させてもらいます。
それでは。

今夜もながい夜になりそうです。
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by aoi-ozasa | 2009-07-12 22:57 | Daily life
2009.07.01 『2009/6/23』
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滝のような雨はひとしきり窓を打ち付けたあと、
熱気をさらって空中に拡散していく。
それぞれの終わり方を模索するように、
またそこからの始め方を苦慮するように、
まだ少し残る湿気が、ざわざわと身体中を覆いつくしている。

気がつけば外の方はもう静かになって、
6月に似つかわしくない涼しげな風が舞い込んでくる。
酸素を共有するように、部屋中を満たしていく爽。
まだ外の世界を知らない息子をそっと優しく歓迎してくれるかのように
優しげなリズムでカーテンをゆらした。


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6月23日
兼ねての予定通りに、帝王切開手術にて息子がこの世に誕生しました。
2812g 元気な赤ちゃんです。

名前は エソラ-esora:絵空
もう随分前から、お腹に向かって呼んでいた名前だったので
まだへその緒で繋がった我が子を見た瞬間、
なんの違和感もなく、「絵空」という名前がからだいっぱいに溢れました。
顔は間違いなく主人似、ただ少しばかり不機嫌そうな面立ちは私似のような気がします。



手術をした経験のない私にとってはとっても恐怖だったこの手術。
下腹部の局部麻酔は、重く、意識のある分、
心にさらなる恐怖と不安をうちたてました。

麻酔が効いてきて、身体がしたの方からあたたかくなると
同時に上半身が追いたてられてゆくようにざわざわする、
その感覚は空中に浮いているように感じることができれば、
今まさに暗い海のそこで溺れかけているようにも感じられました。
麻酔の先生が私が目を見開いているので何度も大丈夫かと声をかけてくれました。

ひどく緊張していました。
我が子に会えることだけを考えました。

お腹の中を探られる感覚は忘れられません。
胎動とはまた違う感覚で、骨盤を拡げられるような鈍い動きがあって、
「赤ちゃんがでましたよ」
先生が首を持ち上げて裂いた腹から出たばかりの我が子を見せてくれました。

我が子の頭が見えた瞬間は感動よりもまず先に、驚きがありました。
おかしな話ですが、本当に人間の赤ちゃんが入っていたのだなぁと。


まだへその緒で繋がった赤ちゃんは羊水をまだ口に含んでいるために、
最初泣くことができませんでした。(それが普通だそうです)
私は腕をめいいっぱい伸ばしてその小さな頬に触れ、
頑張れと声をかけてやりました。

がんばれ、がんばれ。

ともすると、たちまち元気な産声が手術室にこだました。
渾身の力でめいいっぱい。
赤ちゃんの誕生を見届けた後は、母体を不安にならないために眠らせるそうで、
そのせいなのか薄れゆく意識の中で
あの声が、外で待ってくれている主人や母にも届いているかな、
と思いました。



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それから1週間。
下腹部の得体の知れないような痛みと戦って
身体は普通に過ごせる程度に回復し、昨日無事に退院して実家で過ごしております。

絵空は毎日少しずつ成長して、
大事な日に目覚まし時計を必要としないのと同じように
真夜中でも私は、彼が泣き出す前に目が覚めます。
ふしぎなもんです。


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まだまだ実家にお世話になりっぱなしですが、
これから家族二人三脚で、がんばってゆきたいと思います。

メールくれた皆、ありがとう!

これからもよろしくおねがいします。
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by aoi-ozasa | 2009-07-01 21:59 | Daily life
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25歳なりました。日記は長いです。覚悟してください。
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