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2009.06.21 『きょうは夏至』
しかし暑いなぁ。
早くもクーラーのリモコンを手放せぬ日々。
今日やけに日が長いと思ったら夏至だった。

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里帰りしている実家に、
忙しい合間を縫って毎週末通ってくれる夫を玄関口まで送り出し
さてもうひとねむり。
しかし借りた1Q84-BOOK2のつづきが気になり、しばし読書に耽っていた。

夫はいわゆる本の虫というやつで本当に本を心からこよなく愛しており、
一つ物語を終えるともうひとつ、時には同時進行でいくつかの本を手にしている。
断続的とはいえ、その静謐な愛し方は見ているほうも気持ちがいいほどである。


妊婦になってから、読書をあまりしなくなった。
というより結婚してからー…いや同棲するようになってからか。
趣味の時間と託けて、呆けたり好き放題していた時間は、
生活をするのに余儀なくされる家事などがあてられた。
それでも余りの時間はあるものの、
空白という余裕がないと息が詰まるような気分になる私は、
とてもじゃないがそのような有効的な時間の使い方ができなかった。

本を読むことや、映画をみること。絵を描くことや、想いを文章にすること。
どれも好きだと、人前で自信を持って言える。
だけど音楽を聴くこと以外の全ては、いつも何かの後回しにされる。

時間やおかねやその心に、余裕のあるときと、余裕のないとき。
その時々でまるで違う人間のように、
熱心に打ち込んでいるかと思えば、ひどく怠慢に興味を失っていたりする。
それはときどき自分でもうんざりするほどに、
タイミングという言葉だけでは言及しきれない、
何か貧しい人間性が介在しているように感じられた。
まるでブランド品がほしいときだけ、身体を売る娼婦のように。

わたしのこれらへの愛は、生きることに直結していない。

私は、そのことをとても素直だと思うし、
同時にその表層的な愛を、ひどく浅薄に思う。




子供が産まれたら、そんな時間はもっとなくなるだろう。
私は、自分の読書の時間を、子供と共に絵本を読む時間にあてるだろうし、
化粧する時間を、育児に追われるだろう。
でもそれはそれでいい気がする。

時間の概念というのはいつも不思議なもので、
同じように過ぎていくのであっても、意識ひとつで色んな受け取り方ができる。
削られていると感じることもあれば、
共有していると感じたり、置き換えていると思うこともできる。

欲しいと思ったものに対価を払うように、
私の、少なくとも好きだと思える時間の使い方が
ただの怠慢や、不精で遠ざけられてしまうのではなく、
愛する誰かのために使えるのだとしたら、
それはそれで素敵なことであるよな、などと。


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まだか、まだかと我が子の誕生に胸をはせながら
陣痛という不安に、臆して過ごしていたわけだが、
先日の検診で、急遽、帝王切開にて出産することが決まった。
この「急遽」というのはいかにも不安を掻きたてる言葉ではあるが、
急がねばならない理由というのは、
陣痛がきてしまう前に、というあくまで予定帝王切開をするからであって、
特別、早急な対処が必要な病的な原因があるからとかではないです。


それにしてもよく動く子だわ、とは思っていたけれど
へその緒が3重にも巻きついているのが判明したため、
普通分娩にリスクを伴う可能性が高いとのことでの病院からの判断です。
実際、私もへその緒が身体じゅうに巻きついていたらしく、
母は私を産むときに死にかけたという話を幾度となく聞かされているので
赤ちゃんへの安全面を考慮しても、これは仕方ないのだなぁと。

一度帝王切開をすると、次の分娩も帝王切開になることが多いと聞くので、
実際、陣痛に怯えていたわけですが、
それを味わうことが出来ないと分かるとそれはそれで複雑な気分でもあり。
怖いながらも、出産という痛みを乗り越えて、
母になりたかったという気持ちがないわけではないです。
でも普通分娩でも、急遽帝王切開になることは普通にあるし、
普通分娩にリスクを伴うんであれば、
母子共に安全な方法をとってもらいたいというのは希望でもありますが。

それで、来週火曜6/23が手術というのを6/20土曜に決められました。
(さすがに急すぎることには驚いている)
朝、入院して夜手術するので、我が子の誕生は6/23ですw
手術も入院もしたことないので、
術後の体調がどんな感じなのか全く予想できないけど、
とりあえず無事に終わることを皆祈っててw
また退院して落ち着いたらメールします。

術前に破水とかしたらやばいという理由で昨日から自宅安静です。
ヨネヒコ、2次会やはりいけなくてすまない。
おめでとう!また出産後、顔だします。

とりあえず日記かねて報告でした。
おやすみなさい。
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by aoi-ozasa | 2009-06-22 00:53 | Daily life
2009.06.15 『なつのような日々だ』

すでに
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梅期を通り過ぎたようなうだるような暑さの中、
実家と仕事場を往復。
てくてくと重い足取りは、与えられたミッションをひとつずつ丁寧にこなすように
二人分の一歩をかみしめる。


予定日までは2週間をきった。
「なんか早くうまれそう」と特に根拠もなく願いにも似たような気持ちで勝手な予感をしていたけれど、
やっぱり予感は予感でしかなく、
突出するように前に前に伸びたお腹の中の子が、まだ3000グラムに達していないことを考えると
結局、本来の予定日とさして前後することもなさそうだ。



前駆陣痛といわれるやつなのか、
夜中寝ているときに、ときどき腹部に痛みを感じる気がする。

でもこの痛みは、なにを作るでもなく、ただ粘土をひたすらこねているようなもので
そこに確かな手ごたえを感じるものの、その正体はこねている本人にもわからない。
それは、夏の夕方に外で集まっているもやのような小さな虫の群れのようでもあり、
上昇しているのか下降しているのか分からないぐらい超高速なエレベーターに乗っているような
そういう質の痛みだなぁと思う。

この痛みがその存在を否定できないぐらい圧倒的な形を形成し、
それが10分間隔であるという条件が揃えば
それは本格的な陣痛だと書いてあるページを何度も読んだ。
だから少しでも痛みを感じると、すぐに時計を見て、
時計を見ては、その間隔を痛みに問いかけるような
そういう夜をここ何日か経験している。


このときの心境というのは全く不思議なもので、
それが本格的な陣痛であって欲しい、という想いと
待って待って、まだ心の準備が!という尻込みした思いが交差している。
だって、赤ちゃんには早く会いたいけれど、
その前に出産という死ぬような痛みを伴う儀式を乗り越えなければならないという恐怖。
それがジレンマとなって、純粋な想いに白濁とした矛盾を孕ませているのだ。



手を伸ばせば届きそうなほどすぐ傍に素敵な未来が待っている。
だけどその前には扉が用意されていて、扉には地獄の番人がいる。
自分の足首には足枷がはめられていて、すぐには動けない。
そいつが外されるのがいつなのかは分からないが、
外された瞬間に自分の全ての力を振り絞り、全速力で扉までダッシュする。
ダッシュする…ことができるのだろうか。

番人のカッターで切り目をいれたような目は、鋭い光を放ちながらこちらを見据えている。
ぜったいに逃さんぞ、ぜったいに。
もしも、気持ちの上で負けてしまえば通り抜けることなんてできないだろう。
だからいつそのときが来てもいいように、その準備をしておかなければならない。
ちょうど短距離走のスタートラインで鳴らされるピストルの音を
今か今かと生唾を呑み込んで待ちわびながらも、
その場から今すぐに逃げ出したい気持ちを、懸命に押さえ込んでいるかのように。



そんな風景を想像しながら、くるときを待ちわびているわけだが、
私の母も、そのまた母も、叔母も、親戚も、幾人かの友人も
みんなそれを乗り越えて、(なんなら2、3回経験して)
今の生活を営んでいるかと思うと、
歴史上のどんな勇敢な戦士にも負けないぐらいの強さや忍耐力が
彼女たちには備わっているのだなぁと、こりゃもう、ひれ伏したい気分である。



それでも皆、口を揃えて「産んだあとのほうがたいへんだよ」というので
産んだ後とはいったいどんなものなのか、
死ぬほど怖い思いをして地獄の番人をやり過ごしたのに
あけた扉の先がそれ以上の地獄のようなものだったということなのか、
向こう側に、番人クラスのやつがうじゃうじゃはびこっている世界を想像して
もういったい何なのだか、よく分からなくなってくる。

だけどそういう言葉の端に必ず幸せそうな笑顔があるのを見て
いや、やっぱり地獄ではないだろうと
どこかでそれを見極めるのを楽しみにしている自分がいたり。


とにかく言える事は、腹をくくるしかないよ、ということだろう。
がんばれ、自分。
そしてがんばれ赤ちゃん。
いっしょにうんと怖い思いして乗り切ろう。

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写真は、なんかひそひそ話しをしていたようすの、ギズモとモグちゃん。
最近あいつ、腹でかくね?(病気?)
みたいなことをいわれてそうですが病気じゃねーよ、


さてもう少し、妊婦生活を味わうとします。
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by aoi-ozasa | 2009-06-15 18:13 | Daily life
2009.06.01 『思う事一つ叶えばまた一つ』


さいきんのお腹はこんなんです。我ながらすごい。
あまりの突き出しっぷりに下見えないよ。

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先週末から臨月に突入しましたので、実家に里帰りをしています。
身体はいたって健康で、今朝も車で出勤したしテンション的には小熊ぐらいなら素手で殺せるぐらい元気ですが、
かかりつけの産院が実家近辺であることと、
いくらなんでも破水してから30分以上自分で運転して病院に行くってのは
どうにもこわすぎるので、大事をとって実家にいようね、ということです。
それに仕事(家業)があるので、毎日の往復もそろそろつらいしね。
妊婦さんって皆こんな思いしてたんかーと思うと
すごいなぁ、と改めて思います。

あとよく悟空とかが重しをつけて修行をしていて、
それを外したときにすげースピードを手に入れていたので
私も産んだら身軽になって忍者とかになれんじゃね?と思ったけれど
別に自分、忍者みたいな母になりたいわけじゃなかった!そういうの目指してなかった!
手裏剣とか愛してるけど、どうしていつもこういうことばかり考えてしまうのかな!
この思いどこにぶつけたらいいかな!!そういうジャンルでは1位になれるんじゃないかな!とかを日々思います。
公園とかに自生してるみたいな不気味なゾウとかの乗り物を、
いったいいくつになったら乗りたい、とか思わなくなるんだろう、もうすぐ自分は母親になるが、
子を産んだら変わるものなのか、いや、一緒に遊べていいんじゃないか、そういう母親なら目指しても悪くないな!
とかも思います。ひまです。



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そういえば、前に言ってたコレクション棚、
実はずっと以前に完成していました。
鉱石とか骨とか好きなやつを飾ってます。
コレクションって本当に全く自己満足だけど、これ本当に自己満足で
こうやって写真に撮ったりとかして記録してる行為がもう謎だけど、
あの他人からどんな鋭い視線を投げかけられようとも、
電車の写真をバシャシャと撮り続ける鉄っちゃんとかの気持ち、わたしにはわかるよ、
そういう何かこう、見ただけでは抑え切れなくて、もう残したくて記録したくてたまんない気持ち私には分かるよ、
鉄っちゃんの知り合いなどいないけどもしあれなら友達になってあげてもいいですよ。





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先週ぐらいから狂ったように部屋中を大掃除しました。
もうすぐ赤ちゃんが住むわけだしきれいにしておかないと!
それにうちは貧乏なのに猫ちゃんが2匹もいるので、
放っておくとすぐに毛だらけになるので私はしょっちゅう掃除機をかけています。
それで先週も雑巾がけとかを3時間ぐらいしました。
以前寝室にしていた2階はものを失くすと屋根裏みたいな感じでとてもいいです。
でもここは日差しがすごいので(夫のmacが壊れたほどにね…)
夏は死にたい人しか行ってはなりません。


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それにしても掃除をするとうちは本当に広いなー
賃貸だけど一軒家はなかなかおすすめです。
裏にはジブリ映画みたいな緑緑した公園があるし。
最初はその古さや不便さ、積年の汚れとかにひるんだけど、
こうやって人間の手を加えて磨いてやると、時間がまた動き出して
それはそれは小気味よく、健気にこたえてくれるもんです。
なかなか悪くないでしょ、と、確かに住めば都。
庭には今年も蛍がいました。


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腹がすごいことになっていますが、結構にんぷも動けます。
ニトリもいきました。ニトリ安っすいなー

あー早く赤ちゃん産まれないかなー
いろんなものを一緒にみたいし、味わいたい!




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そうそう、最後にご報告というか宣伝ですが、
最近、夫が個人の新しいプロジェクトとして友人たちとサイトをたちあげました。

"your unknown music"

現在のところコントリビューターは、haraさんとjiltgの4人です。
haraさんはまだお会いしたことないですがjilとtgの音楽好きっぷりは
私もよく知るところで、またセンスがズバ抜けて良いので
きっとどんどん良質な音楽をピックしていってくれると思います!
まぁともちゃんも実は会ったことはないのだがね!w

あー何か、いい音楽ないかなーと新しい出会いを求めている方、
飢えておられる方は是非ここで、
たくさんの素晴らしい音楽との新しい出会いを楽しんでくださいね!


ではまた!つぎの機会に!
ごきげんよう!おやすみなさい!
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by aoi-ozasa | 2009-06-02 02:24 | Daily life
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25歳なりました。日記は長いです。覚悟してください。
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