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2008.04.29 『いっしょに行きませんか』
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なんて炎天下
人ごみとその突然の夏の襲来と睡眠不足からくる疲労困憊で
地獄のような梅田の街
朝の用事を済ませて恋人と合流
とたん景色が金色に変わる。わかりやす
不思議な街に連れてってもらう。

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今までぜんぜんしらなかった中崎町界隈は
まるで学生寮のようなレトロ昭和チックな建物が続いてて
迷路のように路地が入り組む路地裏に
かわいいカフェや雑貨屋さんが混在している。
方向感覚なんて失くして歩くのに最適。
いや、ほんとう知らない街なんだけど、知らない街にきたって感じがした。
これそのまんまやんな
チェ・ゲバラが目印のカフェ カリエンテというお店でお昼を食べた。
キューバ料理もおいしかった。
いろんな作家さんの手作り雑貨やボタン、チロリアンテープ等を
置いてるお店で金と銀のマスキングテープやボタン付封筒を買った。
お店のおねえさんに、文具好きのチョイスだと言われ、
恥ずかしながらなぜか嬉しくもなる。
「お前の美意識めいた趣味の感性に驚かされる」
まさか言われたわけでもないければ、絶対そんなん思ってへんと思うけど
なんか誉められたみたいなきぶんになる。なんでかしら過剰かしら
でも持て余さないようたいせつに使います。
中崎町、また行こう。
いっしょに行きませんか、中崎町。


しかし今日はえらい暑い。

とはいえ気温は30度を切っていて、
これからまだまだ暑くなっていく事を否応なく予感させる。
こういう時の予感って悪寒とは全くちがうと言いたい。
悪寒は背筋が身震いするひやっとするような
それは思い起こせば
背後から優しく首を絞められるような感覚だけど
予感ってなんか脳天を貫いていく感じ。

雲の切れ間から覗いた太陽光が口に出来ぬほど美しくて
それを横切った飛行機がやけに颯爽と見える。
どこへ向かうのか、またはどこへ帰るのか
多方向の想いを乗せてジェットエンジンが空に響く
目から入った紫外線がまぶたから肌へとじんじんメラニンを精製し
ねこがあくびをかまして
休憩にレモンスカッシュが爽やかに喉を通る。
そんな風に私の夏はくる。



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明日は朝からギズモの毛刈り。
恒例となったライオンカット
本人にはまだ言わないでおこう。
余分な煽りは精神に負担をきたすからね。
目が覚めたらライオンカット。
手先と尾先と顔だけ残して夏支度。
ゴールデンウィークはいい天気が続くらしいから、
風邪ひきの懸念はない。
どんな気分なんだろうな、体中リニューアルされるってのは。
うらやましい気もするし、変りたくない気もするし。
でも
やぁ、なんかこざっぱりしたね
そう言われてみたい気がするのは、
やはり手前勝手な意見だと思うかね君。


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そういえば今
ゴットスピードを聴いているけど、やっぱりすごく好きだ。
意外とこれ暑い季節が似合うのね、個人的な解釈だけど。
ものすごく退廃的なイメージなのにクラシカルなエレガントさが
シャープに五臓六腑を引き裂いて、聴く者をどこかへといざなう。

ダンテの神曲に、
「この門をくぐる者、一切の希望を捨てよ」
と書かれた一節があるが、それを彷彿せずには居られない。
もちろんダンテなど読んじゃいないが、
扉を開く前に聴こえるのは恐らくこんなメロディーだろう。
もしくはその扉を閉めるとき
けたたましい不安要素を限界点まで膨らませ、
そして一瞬にして破裂させる。
パンドラの箱のように、数々の物象が飛び散って真実と化し、
仮想のような光が私たちを通過、
荒唐無稽、深い闇の中を屈強の魂たちが宴する。
少し深めの深呼吸がしたたかなうねりを響かせて
君は笑うだろうか。嘆くだろうか。
そこから世界は誕生する。



まさか夏の始まりにこの曲を選ぼうとは思わないが
春を閉じるにはなかなかいい塩梅ではないか
始めようか夏のはじまり。
少し早い気もするが、まぁ悪くない。
両手拡げてお迎え私は
貴方や貴方と
このままで、ずっとこのままで居たい
この先何十年も歳月の変わり目に立ち会って
歳をかさねていくことに、少なからず歓びを感じる。

いつまで走ろう
速度は今、ちょうど良いよ
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by aoi-ozasa | 2008-04-30 01:02 | Daily life
2008.04.27 『トンデモねーわ』
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25日、仕事を早く終わらせて、
なんならシャワーまで浴びてすっきりして
久しぶりに京阪電車に揺られる。

車内はすいているとも混んでいるともいえない状況で
ああ、そういえばこんなだったかな、
なんてここを通学手段にしていた学生時代を少し振り返った。
淀川沿いに電車は走り、樟葉市から八幡市の間
ちょうど大阪と京都の境目というところか、
そこの景色が何よりも好き。
運良く、夕暮れ時に居合わせたこともあって
人目も忘れて何枚か写真を撮った。
真夜中に何食ってもうまいみたいに、夕暮れ時って
何見てもきれい。どうやっても郷愁、
そしてどうあがいても一日が終わることを知る。

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一日の疲れと、出来事を飲み込んでゆくように地平線へ
この世界の自然は我々をよく心得てらっしゃる。
時は全ての人々を平等にうちのめし
喧騒の中でも尚、我々はこの星のあらゆる自然と共存していく術を
長年の進化の過程で着実に手に入れている。
エコとか自然破壊とかそういうレベルの話じゃない。
なあ、そんなこと言ってるんじゃないんだよ。
こころがね。
世界は全くうまく出来ているなぁって思うんだ私は。


恋人たちと合流して四条烏丸のflowing KARASUMA
大橋トリオのライブに連れてってもらった。
あまりに見事で、写真をとりわすれた。
愚かしい思春期の恋路を懐かしむ間もなかった。
バンドと言うより、ひとつのオーケストラ
大正時代に建てられたっていう天井の高い建物に響き渡って
反響して反響して
私は母体に居たときのことなんて、そりゃ言うまでもなく覚えちゃいないが
恐らくそれに近い感じ。
そういえてしまうのは、体温を傍で感じていたせいか
その歌声があまりに浸透性のあるものだったせいか
とりあえず聴けてよかった。
連れてってくれてありがとう。
またいこうね。

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土曜日は久しぶりに京都を歩いた。
買ったばかりのスニーカーはインゴムが少しきつめで
たくさん歩くとじんじんした。頼りないなぁ
GARNIでアクリルリングを買う。かわいい。
そのほかもろもろ買う。
漫画を買ったら重たすぎて腕がちぎれるかと思った。

日曜は恋人が朝早くから東京でお仕事なので
いっしょに早起きして新大阪へ
ひとり、梅田に取り残されて、
普段では考えられないリッチなブレークファーストを採る。
ねだんのことを言ってるんじゃない、
オレンジジュースとイタリアンサンド、右手に漫画
縛られない時間、この状況をそう思う。
10時に阪急があいたのでラングで欲しかったTシャツと
KENNEL UND SCHMENGERの理想的なヒールを買った。
それのせいで持っていた重たい荷物がさらに重たく。
そして早起きしすぎたのと、腰掛けたシートがあまりに心地よかったのと
そのほか30個ぐらいの理由で帰りの電車、降りたい駅で降りられず。
目が覚めると知らない駅、仕方なく反対側のホームへ移動
何やってるんだ私は。

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そういえばピアスを開けたいなぁ。
今空いているとこの下ぐらいに、
もう0ゲージぐらいのトンデモナイやつ。
久しぶりに自分の顔を写真でとったら、老けたなぁと思った。
いや、もともと老けてんだけどさ、
なるほどそりゃ今年で25だわ、と思った。
でもなんか挑発的な顔は相変わらず。中身は別に挑発的じゃないです。
のわりに料理できないし、役所系の知識がなさすぎるとオカンによく言われる。
あと買い物しすぎだと思う。
小さい頃から変わらずに、ほしいものが全く我慢できない。
ちっちゃいときなんか、お年玉ケロッピに全部つぎこんでたしね。
欲しいものを我慢する必要なんかないとは思うけど
欲しいものがありすぎるのが問題だ。
おかげでちょっとおでかけするにもたいへん。
やけにめかしこんで、どれ着ていこうか迷いすぎて部屋が一瞬で荒れる。
でもそういうとこはキチンとしてるのでちゃんと片ずけてから家をでます。
いいとこです。習慣的な。数少ない。
ああ、私、とてもシンプルになんか生きれそうにない。
一度たりともそう願わなかった日はない
なんて嘘だね。
トンデモねーわ


今の恋人がなんで自分を好きになってくれたかよく分からないが
慣れればこれはこれでけっこうツボだぜ
まさか言えるはずがないけど
とりあえず今年はいろんな努力をしたいと思います。
料理とかさ、けっこうたのしいよね。
おんなのこに生まれてよかったなあ。
そんなことを思う日々
まいったな
全く
とんでもないよ
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by aoi-ozasa | 2008-04-28 01:51 | Daily life
2008.04.25 『ハ長調』
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昨日のあめが嘘のように、本日は快晴。
ここのところ毎日天気の移り変わりがはげしい。

女心と秋の空という言葉を知っているが(使ったことはない)
これは秋の天気のように移り変わりやすい女心を指したもので
まぁ、しゃーないやん、みたいな心をなだめるものと考えられる。
これには男心と秋の空というバリエーションもあるようだけど
別に春の空だっておなじようなもんだと思う。思います。
でも秋を選ぶその気持ち、分からないでもない。
なんとなく語呂がいい感じがするだろ、
季節感もある。なんとなく秋というだけで風情もある。
誕生月だし。それに秋がすきだ。
でも春を愛する気持ちも負けてない。
ただし共通して言えるのは、どちらもねむい。


胃の調子がわるい。
2日前はガムを噛み過ぎてお腹が終始ゴロゴロいってた。
みんなもキシリトールには気をつけよう。
そういえば腹痛のことを、ハライタというのが関西圏だけだと
はじめて知った。
嘘だろ、と言われて
そういわれると嘘のような気もしてきて
なんか恥ずかしくもなった。
育った言葉って、それがうまく伝わらないと時に生粋の馬鹿みたいな面持ちになる。
おっさんも、子供も、OLさんもハライタハライタ
ハラマキ、ハラキリ、カミキリ、カミナリ
私、四つ並んだカタカナが好き

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仕事が予想以上に早くおわって、もう今から京都へ向かうかな
とか湾曲したことを考えながら床にしゃがみこんでいたら、
しんのすけと目が合った。
「疲れたか?僕もだ」
そう言いたげな視線をふと、窓の外にやった。

凛とした表情、気品のあるしなやかな肢体
ヤマネコ柄なのに王族のようなその気高いふるまい
単純に彼女は気が強い。
でももうばぁちゃんだから、いろいろとあるんだろう。
同居中のペペロン(2歳/♂)と気が合わないこととか
たまに知らんノラにテリトリーを荒らされることとか
まぁいろいろあるんだ。

長生きしてくれ。
あくびと均衡をとりながら、毎日をのんびり過ごしてくれ。
そして猫の代表のようにたくさんお昼寝をして、またたびをかじり
爪を研いで、日向を愛してやってくれ。
でもときどきは大人しく頭を撫でさせておくれよお願いだ。

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母の奇声(まぁ!とか、ふわぁ、とかそういったフラット音の類)
で外を見ると、庭にツツジが満開だった。
庭とはとても呼べないような狭くて暗くて陰気なその空間にさえ
春の足音は訪れて、
花はその生命力を誇示するかのように咲き誇る。

卵白を思わせる白い群生、睫毛のように長く伸びた触手にも似たおしべ
なんてことない、どこにでもある花だ。
その中に一輪だけ奇形が混じっていて
紅くその羽を染めていた。
まるで後から付け足されたかのように、あるべき姿の白に埋もれて
でもめいっぱい、その美しさを主張する。
どういった具合でそうなったのか、4分の1だけ白を残した状態で
無防備にも虫が遺伝子を運んでくれることただ待っている。
出来れば白で完成させたかったであろうこれらの生命の塊は
ほんの少し迷惑そうに、
でもまるで一国のお姫様を守るみたいに
新しい可能性を秘めたこの花をひっそりと、包んでいた。

来年はどんな色になるんだろう、
こんなものは今年限りの偶然であるとは思いながらも
淡い期待が胸をつく。

そしてどこかで聞いた歌の歌詞を思い出す。


街が好きな人もいれば、騒音が好きな人もいる
あるものは混沌を生み出し、あるものは玩具を作ったりする
でももし自分が道を選べるなら
僕は馬の背に揺られていたい


なら私はこういった存在になりたい。
毎年同じようでありながら、同じように歳を重ねながらも、
ひとつだけ間違ったことをしてみたい。
たとえばそれが、未完成であったとしても
誰の目にも触れられなかったとしても
どこかにこの花のような、
失敗を可能性に変える力を。
そんな感じの息抜きを。


さて、そろそろ用意して今日はもうでかけようかな、
GWあってないようなもんだし、こんな金曜もいいだろ、
今日は大橋トリオのライブです。
たのしんできます。
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by aoi-ozasa | 2008-04-25 15:28 | Daily life
2008.04.23 『君は沈黙の音を聴いたか』
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靴が届いた。
プーマのアモコヴィンテージのシルバーカラー、
NIKEのSPRINT SISTERのシャイニーカラーの2足
スニーカーは安いからいい。の割りに長持ち。
もうすぐ梅雨だし、最近は歩くことが多いし
足に合わないヒールを脱いで
スニーカー履いてでかけよう。

耳をすませば、
すぐそこにゴールデンウィーク
母は小豆島、兄はフランスへ
幸せな休日を。
これ以上、私は何をねだろうか。


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夏日の午後を通り越して
日が暮れた後で、少し雨が降った。
これを書く今も、水分を含んだどっしりとした空気と、
なまぬるい時間帯が身体を奪う。

時を少し戻して
暮れるのが遅くなった本日の夕暮れ時、その帰り道
路頭を歩く最中に、
大きな鳥の鳴き声で、引き寄せられたように無意識に意識が上昇し
何の特別さも持たない4月23日の夕空を眺める。
隣に歩いていた黄緑のネクタイが全然似合ってないおじさんも
同じように空を見ていた。

あまりに同じタイミング、あまりに同じ角度で
影送りをするかのように空を見上げる二人
私たちは、まるで手をつないでいるみたいだった。
もう何十年もそうしてきたように
これからもずっとそうすることを選ぶかのように。
しばらくそのまま鳥が空を渡るのを見て
私は、瞬きの代わりに少しだけ目を瞑った。
コンマ数秒の祈り、なまぬるい風が頬をさわった。
瞼の裏、視界の水面下は光を記憶して、
それはチリチリと眩しくて
目を開けたらおじさんはもう居なかった。

誰とも繋がっていない手のひらに、
残るはずのない誰かの体温
ほんの少しひりひりと妙な感覚だけをここに残して
忽然と姿を消してしまう分身のような隣人。
こんな気持ちになるぐらいなら、
いっそその手を繋いでしまえばよかった。
なんていう風には思わないぜ私は、
そう願うよ今は。
そして今日も残りの家路をチャキチャキ歩き出す。

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仕事中にふと頭の中をアメイジング・グレイス
特別すきな曲でもないが、
バグパイプで演奏したやつを一度は聴いてみたい。

母の知り合いが亡くなったとき、生前の本人のことづけで
葬送曲に、この歌が使われたそうだ。
よく晴れた昼下がり、数々の人々が涙を拭いながら
この曲を故人の思い出と共に胸に抱いたらしい。
90歳を前にしたおじいさんがどんな心境でこの曲を。
粋なことするよね、って母は
私の時はサウンドオブサイレンスをよろしくね
とまた小粋な選曲。
サイモン&ガーファンクルの美しい音色に哲学的なレトリック
天国への旅立ちに
私たちへ
沈黙の音を、残してくれるらしい。

私のときは・・何にしようかな

ここにきて途方もないことをまた一つ考えて
裸足の足の指先を左手でなぞり
右手の親指で唇の感触を確かめる。
くせなのでね、何かを考えるときの。

そして新しいロマンスがまた、心を躍らせて
答えを拾う度に私を縛り続けていく。
だから私は、予想しか立てない。
何かに向かって死んでいくことなどを決めてしまえば、
何かの意味でしか生きていけないように
決められたレールの上でまた一つ夢を失ってしまうだろう。

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雨がやんだようなので煙草を買いに行こう。
酢酸をぶちまけたようなアスファルトに
おろしたてのゴムが軋んで
裸眼の目にぼんやりと映る住宅の光の中
潜水するかのように歩き始める。
ポケットには必要な分だけの小銭を入れて、
バラバラになってしまわないように手をつっこむ。

頭の中に沈黙の音
握り締めた小銭の感触
葬送曲の賛美歌
一歩一歩を噛みしめるような足取りのなか、
さようならと引換えに
希望のような響きが
いつまでもいつまでも
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by aoi-ozasa | 2008-04-23 21:41 | Daily life
2008.04.21 『だって罪はないし』
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土曜日に雨は降らなかった。
日曜日はもっと晴れて、

天気予報は多くの人々をとまどわせながら
その手に握り締めた持て余された傘たちを
速やかに傘立てへと放り投げ込むことを予報などしない。

だって、俺たちはあくまで予想範囲で高確率な理論上の情報を
街角で気軽に受け取るティッシュみたいに
ちょっとした気配りで通達しただけで、
お前達がそれをどう受け取ろうが
週末の予定がどんな風に変わろうが
結局のところ知ったことじゃない。
何もしてやれないし、怒られてもそんなもんは
天の采配ってやつだから、
ちょっとスケジュールと気分を書き換えれば済む話だ。
つまりは、
晴れたなら、晴れた楽しみを
雨じゃなかったら雨じゃないなりに
味わうべきってもんなんじゃないか。


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それで
日曜日はホットケーキミックスを買いに
よく晴れた国道をほんの少しの距離なのに車を出して
買いに行った。
おばけのようなバナナクッキーを恋人と焼いて
それをつまみながら楽しみにしていた映画をこっそりみた。

いや、雨でもよかったんだ、
もともと雨のための予定だったから、
我ながら雨に濡れないようにじょうずに立てられていると思う。
でも、あいにく外はよく晴れていて
なんなら、水筒にあったかいお茶でも淹れて
散歩がてら河川敷でも行きましょかってな日曜日で、
でも私たちは、
あらかじめ立てられたスケジュールに従順に従って、
これがまた良かったんだと思う。
なぜってソフトクッキーが湿気らずによく焼けた
初めて焼いたから、大きさにかなりバラつきがあるし
最早形すらつかめないようなこんもりした山みたいになっているけれど
そんなことはキニシナイ。
味もなかなかいけた。外はこんがりしてたよ
雨だったらこうはいかないよねぇ

これってポジティブなのかバカなのか
天気どうこう以前に人間性の問題だけど
どう思う?
自分で言うけど自分ではなかなかいいと思う。
少なくとも天気にケチつけたりしない。
むしろ晴れてよかった、晴れた、万歳だ。
悪くない、むしろ最高に近いよ
なんなら踊っても良かった。

乾杯だ、晴れに。
裏切られた天気予報に、雨じゃなかったことに。

外人とかが、嬉しいときとかによくするあれみたいに、
ヨロレイヒーみたいな
わけのわからない歌とかを作ってもよかったと思う。
でも実際にはそれを作らないのが、
わたしたちのいいところで、

歌わなくていいし、踊らなくていい。
そう思ったっていうのがいい。

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ところで今日はもっと晴れた。
別に月曜の天気なんかどうでもいい。
どうせ、仕事やしイチやし
しかもイチ終わるん早すぎるし
だから洗車に行った。いい天気だったし、することがなかったから。
車ねすぐに乾いた。ピッカピカとまでは言わない。
400円だからね、でも400円なりの仕事をしたとは思う。
今週中に洗えればいいや、と思っていたから
予期せぬ具合で早くこぎれいになってよかった。
雨ならこうはいかなんだ。
てか雨なら洗車してへん

天気に振り回されるなんてアホみたいだけど
自分だけの時間を黙々と生きているよりはいいのかも
臨機応変に、
物事の全てがうまくいくわけないけど
達者な言い訳で持ってして、これを愛するような
そんな風に過ごすのも悪くないかもね。

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明日はどうだろ、
また明日になってから考えりゃいいか。
靴届くし。それがたのしみ。
雨なら雨で、それもまぁ
またじょうずに計画立てれるよ
突然の雨だってさ、風邪さえひかなけりゃまぁ
豊作を祈って

天気予報に罪はないし、とりあえず手持ちのカードで
めいいっぱい楽しもう
心にニトログリセリン積んで、おでかけします
着火方法は任せた、クレバーな方法でよろしく

とりあえずまた書きます
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by aoi-ozasa | 2008-04-21 23:19 | Daily life
2008.04.14 『私生活』
とりあえず更新/最近のこととか
※深夜なのでいつも以上に割愛してません

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9/水
仕事を早めに終えて古都京都へ
シニカルな意味をも含んだ古都という響きに車を走らせる。
事実、免許を取ってから、ひとりでこんな距離を走ったのは初めて
それが逢瀬の意味を持つなんて尚更だ。
もう羞恥心の欠片もないし、自分で言っておいて何だけど、
逢瀬って言葉ドキドキすんね。
前の日は緊張と不安でよく睡眠が取れず、
まるで遠足に行く小学生のように心を躍らせた。

永遠と続くような国道一号線は、
それがたとえ不慣れなペーパードライバーの運転でさえも
ゆるやかに眠気をいざなう。
だけど本当の道は、
淡々と真っ直ぐに京都へ伸びているようで、
実は曲がりくねったくせのある道なんだ。
でも走っているときはそれに気付かない。
延々、同じレールをなぞるだけの作業は
誰かが発した定説をも超えて、私たちに謎かける。
なぁ、今どこら辺を走っているのか、お前分かるのか?

ただ、見えたのは
宇治川にかかる橋が、乳白色の夕暮れに色付くような加減で
ポツポツとオレンジ色とも赤とも言えない何か、
冬の荒野にたたずむ暖かな小屋を思わせる発色のライトを
灯していたってことだけ。
夕方6時の川にかかる夜支度を始めた小さな橋、
そしてそれが、
わたしはとても好きだと知った。

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10/木
パソコンから奇妙な音がする。
放置して眠る。
明日になれば少しは落ち着くだろう。
そんな気がして眠りにつくのは嫌いじゃない。
この感覚は、遠足のときのワクワク感とは全く違った代物だと言い切れるが
限りなく希望の色をした願望に
オフホワイトのあたたかな毛布が花を添えて
朝日を拝む前にベットイン

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10/木
贈り物の花を買う。
郵便局の前にある小さなお花屋さん。
一回り年が上ぐらいのおねえさんが1人でやっている。
いろいろと相談をして、
いちばんいいと思った花の配色で盛り付けてもらうことにした。
メールが来たので無事に届いたようだ。
よかった。

完成品を見ることができなかったけど似合うと思ったんだすごく。
すぐに枯れてしまうと思うけど
短い間だけでいいから、部屋に差し込む春の木漏れ日を
ほんの少し分けてやってくれるとうれしい。

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11/金
金曜日のイチはどちらかというと、むやみなレンタルに似ている。
これからくる週末の時間配分をよく考えもせずに
手にとったものたちに、無限大の可能性を感じる。
結局見れないで返却をして、
余分な浪費をしてしまう。

うまく言えないがはりきりすぎるということが言いたかった。


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12/土
何年かぶりにキッチンに立った。
テリョウリ。こりゃカタカナの類だな
そもそも生まれてこの方、数えるほどしかそういった経験がない。

何かを作るという行為はストイックに見せかけて
実は、多大なる欲求に満ち溢れている。
肌で、指で、その舌で確認するように工程は事も無げに進む。
それらを実感しながら物を作る作業は
思っていたよりも悪くなかった。
長年、嫌いだと思い込んで口にしなかった食べ物を
改めて噛みしめたときに、拡がる甘美な感覚と似ているのかもしれない。

わたし、これ嫌いじゃなかったわ、
好奇な目で物事を測るのは、何かにつけて貪欲なせいだろう。
だったらそれもいい。
ただ起きてゆく日常をひたすら感動と感激で
回転させてゆきたい。

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13/日
アサヒビール大山崎山荘美術館に連れてってもらう。
屋根が途中までしかない古びた駅、
何本もの線路が伸びる踏切
学生の頃、来たことがある。懐かしい風景。

柚木沙弥郎というおじいさんの染めの仕事を見る。
民族を思わせる奇抜でありながらどこか懐かしい色彩に、
リネンの素材が一層の暖かさを生み出していて
部屋にこういった色合いの小物を置きたいと思った。
それは、日本人の着物の色彩感覚のようなものかもしれないが
どうもうまく調和された中間色を見ると、肌にそれを纏いたくなる。
普段、黒ばかり着ている私は、
自宅のマイクローゼットを振り返って
この先いったい、どれぐらいの色を身に纏うだろうか
などと考えてみせた。
おそらく限られた色ばかりを意識するだろう、
顔に、好みに忠実に、不恰好な無難さを手にとるだろう。
でも出来ればどんな色もその人らしいと言わせるような
そんな大人に
わたしはなりたい

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14/今日
久々にパソコンをつける。
オークションの出品が終了していて、
いつまでたっても連絡の来ない出品者に対して
落札者から不平と不安の混ざり合ったような文を何通かいただいていた。
要はクレームってことだ。
使い物にならないぐらい、認識能力の欠け始めた
マウスとキーボードでなんとか連絡を返す。
顔も知らないあんたに頭を下げる。
そしてこれを書く。

数時間前、寝ていたのであまり眠くない。
写真を整理していて
土曜の運転中に見かけた空を見上げる人を思い出した。
休憩中だったのかもしれないし、なんとなく外に出てみただけかもしれない
悲鳴が聴こえたなんてのは妄想で、
何かを懐かしむような陰りが見えたのも
それはそれで他愛無い人間観察の末にあるお粗末な見解にすぎないだろう。
なんとなく気になっただけ。うん。

私の意志とは関係なく存在し続けるじかん、人、
そしてそれを取り巻く感情の経路
いったいいくつと対峙してゆけるかな。
勝手に写真にとらせてもらったよ。
そしてこんな風に、ごく個人的な日記に登場させてもらうよ。
名前も顔も知らないあなた、
寄り添いたい人は居るのかな
これは言い得て妙だけど
すんぐりとしたマフラーの巻き方が素敵だ。



さて、今週も幕を切った。
早くもこの時間は2日目を意味している。

ここで公言させてもらうけど友よ、CDはもうちょっと待ってくれ。
なにせPCが本当に調子が悪いんだ。
早く買いに行かないといけないんだけどね、
もう少し寿命に付き合うことにするよ。

しかし4月も夜は冷えるな、
風邪には気をつけて。
あとリーサルウェポンって言葉にも気をつけて、
あれ、凶器って意味らしいから。

そんじゃそろそろ寝ます。
みなさまもよい日々を。
おやすみなさい。
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by aoi-ozasa | 2008-04-15 03:45 | Daily life
2008.04.08 『さぁ甘辛、アイニード・ザ・サン』
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座ると腰に悪そうな、バネが酸化して
座らないうちからしなっているソファーというよりもベンチに近い椅子、
わたしはそこに腰かけて、
もうかれこれ3年はこうしているね、といった具合に
それを真似する者も見る者も、
それっ、全く何も感じない足の組み方で
かつての愛蔵、昭和歌謡大全集をペラペラと一気に読んだ。

背負いっぱなしのリュックサックが肩に食い込む。
重いのは中身のせいじゃない。
機能を言及すると、
本来の造りもとい構造、その用途に無理があり、
素材に問題がある。



愚かしく衝動的、激しく、だけど誰の心も動かせない。
それでいて見るものがそのもの哀しさとは裏腹に、
やはり自分は自分で良かったんだ、
などと変な哲学を思わず生み出してしまうような他人の笑い方を
たった一言、
けいれんのような笑いだと表現したこの小説は
おやじが聞いたら涙するぜってなぐらいの
猥褻で不埒な台詞まわしが、
くだらなさと共に割愛すべく日常の落とし穴をうまく拾い集めている。

日々失われつつある暴力的な焦燥感
目を見開けてよく見るんだ諸君、
いかようにも振り回されて途方もなく戦い続ける戦士諸君、

純恋愛、重労働、過労死、目眩と混沌/吐き気と頭痛
でも繰り返すんだせんだみつおゲームのように途方もなく
隣人にひとこと、言ってやれ
もしあんたに戦う意志がないのなら
その指はさすな。
意気地なしの心が迷いを産むのなら
手前味噌な昔抱いた理想像ごとロケットランチャーでブチかませ
不甲斐ない顔して笑うんじゃねぇ
鏡の中に話しかけましょう。
明日はどうだい
笑顔の練習だってかかせません
明日の晩御飯なに食べよう
そしてそんな貴方に惚れました。


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手のひらに伝わる虚無感、
カレーばかりでインド人並みの食生活に舌打ち
パラシュートを開いてもうお手上げって
これが世界だっていうんだよ、
見てごらん

おやじも子供もそこのクレイジーな紫毛のばあさんも
笑うならどうかけいれんのように。
けたたましく威嚇してやれ
睦まじく肩をならべろ

私はそれを見てさらに笑おう
おでかけする前の晴れやかな気持ちで
今日は何着ていこうかしらって、それぐらいの気分で
笑いのかけあい殺し合い
気分はいつだってナチュラルハイ アルコールの蓋は閉めちゃって

さあ貴方も横に倣え
その感情と行動に手拍子を
不屈な理想に立ち向かえ

この未曾有の世界へようこそ



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変な思想が頭をとりまく春の昼下がり
睡眠不足はいろいろと産み出します。
適応能力について考えてみました。
にんげんてすごいです。
へんな夢もいくつかみました。
日記はくだらないことをすごい勢いで書いてみたかっただけです。
事実、すごい速さで書きました。それだけです。いいとこは。
文法も何もなっちゃいません。てかそんなの使いこなせたためしがありません。
別に意味はないです。
車、i-podに引き続き
パソコンが今にも火を吹きそうです。
誰かおすすめを教えてください。
たいようが、くらくら眩しいですね
わたしは4月バカです。毎年です。


とにかくもう、
日々と共にリズミカルに文体を刻め、
喉と、唇と、指先と、
それを産み出す全てに感謝します。
ああ、かみさま。
なんてポジティブ なんてエモーション
でもそこがいいとこです。
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by aoi-ozasa | 2008-04-08 23:21 | Daily life
2008.04.04 『追憶/落書き/プレビュー』
いま
外に出ています
心地よい気温、桜がきれい
iPodを叩き割ってやる途中です

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仕事場から歩いて数十秒、公園の並木道は満開で
3時のまだ眩しさを感じる陽射しと、
死んでしまいたくなるようなエンドロールを思わせる花吹雪の中で、
桜の写真を撮ってます。

iPodはさっきから奇妙な音を止めることなく、
音を愛でる本来の所業を忘れてしまった病めるからだは
次第に熱を帯び、私の汚れた左手の中、
吐き気のするぐらいたっぷり残された充電時間を前に、
もう、疲れたんだ
とくすぶっていました。
わたしは、
ピークを過ぎてしまった花の最後の僅かな盛り場に立ちすくんで、
その最後にふさわしい場所を探している途中、
散歩途中のとある貴婦人たちに話かけられました。
小さな体をした白髪のおばあさんと、痩せた長身のおばあさん。

今撮影した桜の写真を見せてくれとせがむので、
デジカメのプレビューを光が反射しない角度を手でつくって見せてやりました。
三人できれいだねえ、と言いながらしばしの沈黙。
その回想の中で何かを思い出すような、
既に何かを忘れてしまったような3人3色の寡黙の時間を終結すべく、
私は小柄なおばあさんが白髪の頭にのせていた
2、3枚の桜の花びらを優しくとってあげました。

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周りに誰もいないことを確認し、
一瞬にして歩道に叩きつけられた約3年半の私の音楽の集積は、
断末鬼に情けない子犬のような声をあげて、
簡単にバラバラになりました。
そんな光景を見ては、
思っていたよりも簡単すぎた作業に拍子抜けし、
ささやかなリアクションをとることも出来ずに
頭はただ今月の財布の中身を考えます。

風が吹いて花が舞う
桜はもうおわりだ

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すぐ横にあった木のベンチに腰かけて、
今つくった歌を誰にも聴こえないぐらい
小さくくちずさんで一服しました。
雨と風とその年月で色褪せた木のベンチには
いたる所に落書きが施してあり、
わたしは、
わたしたちはなぜ、残してしまうのかな、
と家にあるガラクタの山を思い出して少し希薄な気分にもなりました。

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落書きたちは、
好きか嫌いかもしくはその両方のどれかしかなくて、
その書き記し方から見てどれも一時的であるもののように思えました。
私はただこれを残した人たちが、
または私もいつか残したものたちが、
今どんな風でいるのかなどと思ったり、
自分はいつも死ぬときは、
灰ひとつ残さずに消えてしまいたいなどと思っているけれど、
おいてきてしまったものはあまりに多い

そんなことに気付いたり。


儚い行為だけど感情をぶつけられた木は、
これから何十年もその想いを抱いていかなくてはいけなくて、
出来れば、ここに刻まれた醜くて悲しい言葉の持ち主たちが、
または何も知らないでこれを見る子供たちが、
二度とこんな想いをしなければいいなあ
そんな風に遠い日の自分を重ねて少し感傷的になってしまう
わたしは多分、
自分自身にそれを言い聞かせたのです。

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さて、

桜も堪能したし、そろそろ帰ります。
iPodはベンチの横にあったカンカンの灰皿に、
蕾のまま落ちてしまった憐れな桜と共に埋葬してきました。
さようなら、君はよく頑張った
と、寛容な気分の日にはそう思ってあげます。

しかし今年はほんとに物入りだね私。
だいじょうぶかしら。

いやぁこれもまた何かの始まりだなんて
呑気に言えてしまうことですらも
その上を桜の花びらは通り過ぎてゆくのです。
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by aoi-ozasa | 2008-04-04 16:24 | Daily life
2008.04.04 『どうして』
どうして

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どうして4/2~4/26までしかやってないんだ・・
行きたい、行きたすぎる・・
でも5月には井上雄彦 最後のマンガ展・・
http://www.flow-er.co.jp/
6月は劇団四季のオペラ座を観にいって、kyteのライブ
それに何の天の采配なのか、この月は似たような日に知人が3人もうまれてる。
こっこれはもう、破産だな。
でもたのしみすぎる・・
もしこの終末にでも行ったよという人はぜひ感想を・・


<スタンリー・ドンウッド個展「I LOVE THE MODERN WORLD」>
2008年4月2日~26日
会場:東京画廊+BTAP
〒104-0065 東京都中央区銀座 8-10-5 第4秀和ビル7階
電話:03-3571-1808
開廊時間:(火-金)11:00-19:00 (土)11:00-17:00
閉廊日:日、月、祝日
www.tokyo-gallery.com


STANLEY DONWOOD
http://www.slowlydownward.com/DCPimage.html
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by aoi-ozasa | 2008-04-04 12:18 | Daily life
2008.04.02 『パッシブスモーキング』
今日食べた天丼は、鉄の味がした

エビとレンコン、さつまいもにまたエビ
どれをとっても鉄のあじ。
すぐに気付いたけど口の中が切れてる
血は鉄の味がすると誰が言ったんだか
血は血の味
哀しいぐらいに血でしかないよ
それでもはっと頭に浮かんだのはサビついた鉄
鉄工所なんかに転がってそうなアレ、
それとこれとは全く別物なんだから
結びつける必要性なんてどこにもないのにさ、
例えることはやめられないよね。
でもその気持ち、わかるよ

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ふと感じる視線は窓際のマトショーリカ
血の味すらしなさそうな笑みを浮かべてやがる。
この顔がどうも苦手でね、
寝苦しいと思ったらこないだ夢にまで見たよ。
前後を覚えてないから、いったい何を暗示する夢かも分かんないよ
ただし、夢のやつは中身がカラッポだった
それ以来なぜか私はこの目を直視することを恐れてる。
特に意味なんかないよ、そうしたいって思ってるだけ。
そういう気分ってあるじゃない
なあその気持ち、分かるだろ
これはまるで歌のようだな



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友達がくれたお茶、
お湯をそそぐと花が咲く
元はまりもみたいなくるくるしたやつでさ、
中国の人が全部手作業で丸めてるって
そういうところが間違いなくまりもだと思うけど
こいつには工芸花茶という立派な名前がついている。
まりもとは大違いだろ、漢字が四個も並んでで
四文字熟語みたいになってるじゃないか
どうせ丸めるんなら私はまりも選ぶけどね。

そして熱湯が注がれて
徐々に周りの葉が開き、中から千日紅が現れて、
ジャスミンが連なり、キンセンカが開きます

おばけみたいな花が咲いたよ。
それはもう見事だった。
この世の終わりかと思ったよ。
飲めないよね。だってなんか唇とかちぎれそう。
その奇妙さったら、牡蠣とか鮑の類よりひどかったよ。
でもオカンがあまりにおいしそうにすするから
私も一口、花の見えない場所で口にしたら
これが甘くてほんのりジャスミン
鉄の味する口の中にふんわりと
ジャスミンが連なり、キンセンカが開きます
ジャスミンが連なり、キンセンカが開きます

さっそく友達にお礼のメールして、写メール送ったら、

メチャかわいい~(ハートマーク)
いっぱいあるなかでいちばん可愛いのにしてん~(キラキラマーク)

ありがとう君に脱帽。
おそれいったわ。

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帰り道、
安藤忠雄デザインらしい松下電器の自社所有地さくら広場を通ったら
桜がたくさん咲いていた。
まだ肌寒いのに、満開に近かった。
街灯の下品なオレンジに照らされて
モコモコの桜は熟れていた。
はちきれんばかりの花びらを抱えて、細い枝はよくしなり
それはセクシーっていうより、どっちかっていうと
真っ赤な唇と蚊帳のようなシュミーズ、
太めの肢体がドンピシャの情婦に似てる。

それで一句詠めないものかと思ったけど、
すぐ頭に浮かんだ言葉が、おから
だったからもうどうしようもないね。

一度、頭に浮かんだものを拒否するのはむずかしい。
同じようにして
言葉でくくってしまったものたちは
何かを得ながら、同時に物凄い力で何かを打ち消してしまう。
世の中には名前の付けがたい、
出来事や感情がごろごろ転がってて
それを自分の枠にしまってしまうのはもったいないよな
個々が持つ奇妙さって
あらゆるカテゴリーや思考を超えている
なんてちょっと考えたりもしてみる。
お腹すいたなあ、
そして私は食指が動く。

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帰り道、もう一度
今日撮影した工芸花茶の写メールを覗く。
なんとも言えない造形
エロ(好色で)・グロ(怪奇で)・ナンセンス(無意味だ)
やっぱりなんともいえない。
これに名前なんてなくていいだろ
とりあえず意外とおいしかったのでそれで良し。
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by aoi-ozasa | 2008-04-02 23:54 | Daily life
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25歳なりました。日記は長いです。覚悟してください。
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