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2007.01.31 『アイニージュウ』
さいきん、餅をこねることを覚えたよ。
しまった!ということや、なんだよ!となってしまったとき
頭の中で餅をこねる。
もうありったけの力を込めて、けたたましい勢いでこねまくる。
そうすると不思議なことに怒りとか悩みとか吹っ飛んでしまう。
たぶん餅と一緒にこねられているんだけど思うけど
餅はトロットロだから差し出されても分からないで しょう。
そうやって出来た餅たちがいったいどこへ行くかは私にはわからない。
お腹がすいたら食べればいいんじゃないかな。

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昨日仕事を辞めました。
なんか違うなぁと思いながら約1年。 この決断は早いような遅いような
自分に対しての意見はいっぱいあるけど
帰り際に上司さんがわざわざ扉のところまで来てくれて
それがなんだか申し訳なかったな。
奥の方でくだらなそうに座ってた上司さんは
いつかあたしを娘みたいに思っているからと言ってたけれど
辞めるとなったら態度が豹変しちゃって困ったよ。
まるで嫌いな人を見るかのようにあなた、
一応辞めると言っても在宅では続けることになっているんだけど
目も合わせないし、これはこれから仕事をふってくれそうにはないね。
「ありがとう」はタダだからいっぱい言っておいたけども
帰ってくる返事はどれも薄暗くて濁ってた。
とりあえず前回休んだ原因になってしまった体のことを報告したら
「お大事に」と眼鏡の奥の殺伐としたひとことで片付けられてしまった。
このときそれ以上の言葉なんてないけれど
あたしはこれに対して餅をいっぱいこねないといけなかった。

”わたしをお母さんだと思ってね”
そんなオカンいらん


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ペペロンは眠るときに頭を抑える仕草がとってもキュートでよろし。
これはギズモもするけど
ペペロンは毎回する。
お父さんはペペロンは頭にモヤがかかっているからと言っていた。
それでときどきは晴れるとも言っていた。
確かにペペロンはボーっとしすぎだと思う。
だからすぐに尻尾を摑まれたり、意地悪とかをされる。
眠るときに頭を抱えてるのはなぜかな、
まさか餅はこねていないと思うのは、わたしのエゴであるけどね。


餅をこねて餅をこねて
いっぱい出来たらどうしよう。
うんと不味かったらどうしよう。
それが腫瘍みたいに頭を支配したらどうしよう。
言えなかった言葉や想いが、汚い感情といっしょくたにされたらどうしよう。
素敵な想い出やきれいな感情まで
溶け出してしまったら
そしたら私は、餅をこねることをやめてしまうのかな。
そうしたらまた、誰かにそれをぶつけてしまうことになるのかな。
けったいやね、でもしゃーないね。
なんでんかんでん、餅ですわ。
考え方ひとつでサビですわ。
想いをネタに寿司を握るかのようにして、そこにサビを入れて一味効かす
出来たそれは、まずそうだ。
でも握り方、工夫一つで変わりそうだ。


餅をこねたらこねた分だけ自分に返ってくるならば
それを不味いと言いながら、一緒に食べさせられる人は可哀想だと思うけど
でもわたしはあなたの分も食べるので、きっとたくさん食べるので
どうぞよろしくおねがいします。

これからやることはたくさんあって
それが自分を示唆してくれるようにと願うよりも、
自らがそれらを統括してゆけることを祝したい
アイニージュウ
それには君も必要です。
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by aoi-ozasa | 2007-01-31 23:40 | Daily life
2007.01.29 『しあわせ日記』
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時計を見ると11時をまわろうとしている。
今日は眠らずにすんだ、と正のリズムを取り戻すべく
すでに眠りの熱を帯び始めた幸せな体でようやくこれを書いている。
とはいえあたしはボンクラで、正しいという言葉の意味も持たず
ひょっとして正なんてものはないのかもしれんと
また分けの分からない思考に蝕され野ざらしの髪の毛をかきあげる。
頭に霜をおく歳にはまだ早いにも関わらず、
ここ数年で増えた白髪はくもの巣の様に拡がることしか覚えない。
ようやく伸びてきた前髪が鼻の頭をかしげて、
それを振り払うフリをして時折鼻に手をやっては、今日の医者の言葉を思い出した。

だいたいこの医者は数年前にも同じ症状で付き合いがあるが
うさんくさい上に大胆で、言うことが大袈裟すぎる。
岩のように大きな鼻の上に漫画みたいな眼鏡がのっかって、
さらにはポーカーフェイスときたもんだ。
ポーカーフェイスはまあいいけど、その鼻は信用できないな。

この街は居酒屋とコンビニだらけで、皆が享楽にふけるのは良いとは思うけれど
胃腸を壊したときに診てくれる病院という施設が少ない気がする。
だから患者は迷っていられない。
高かろうが施設がしょぼかろうが、多少医者がうさんくさかろうが
いちいち遠出する時間がないのであれば、ここに行くしかない。

今日は先週の検査の結果を聴きにまたここへ来ることになった。
医者はひとりの人間を成分に割り当ててみました!みたいな紙切れを手にとって、
問題はここかもしれないと唐突にわたしの鼻を指す。
自分の顔とは毎朝鏡なり何なり付き合いがあるが、これといった変化は感じない。
もっともほとんど同じような日々を送っているので多少麻痺の感は否めないが
貴方の方こそ!と言いたいのをこらえてしまう。
なんでもホルモンバランスとやらは鼻の奥にその司令塔があるらしく
はては脳外科手術の可能性も否定できないと言う。
3年前の自分ならばさぞ怯えたことだろう! 脳外科手術!脳!
3年前は確か癌だったかな

わたしは「はあ・・」と気の抜けた返事をひとつ返して
医者の言う異常の出た数値に目をやった。
となりに平均値が6.1~30.5と記されている。
これはそんなに異常なんですかね?
確かに平均よりは上回っているようだけど。
「うん、150とかいくと可能性は出てくるよね。」
眼鏡に人差し指を置いて神妙な面持ちでポーカーフェイスの医者が言う。

えっと、41だけど。

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昨日はひさしぶりに、友達の家におじゃました。
彼女の息子はもう1歳半になる。
前に会ったときは、まだ足元も覚束なかったのに今はそこらへんを駆け回っている。
お土産に持参したワッフルを3個も平らげて、口元にクリームをつけたまま笑う。
可愛らしい。
昼間に用事があって、遅い時間におじゃましたので眠くなってきたのか
少し機嫌がよろしくないようだ。
それでもときどき、キラキラした愛くるしい表情でその目が追うのは、
やはり母親の姿だった。
幼馴染の友達は、普段飲みの席で単身で会うときには全くそうは見えないが、
ここではじゅうぶんすぎるほど母親で、
それがわたしには歯がゆくもうれしかった。

帰りの道をなぜか猛スピードで帰る。
普段は安全運転なのに、60規制の道で100キロ近く出していて
なぜか無性にそんなきぶん。
車内ではミスターチルドレンがかかりっぱなしで
エブリバディゴウズを熱唱。
信号待ちでもハンドル叩く。
超ごきげん。

しあわせということを時々考える。
幾つもの答えが浮かび上がって、幾つもの種類に分類され
そうしているうちに幸せという言葉を結びつかなくなってしまう。
これは性格であるからしゃーない。
眠る前に鏡で自分の鼻を凝視して、
やはりどこにも腫瘍の影なんて見当たらないことを確認しなければ眠れない。
臭い物には蓋をして空目を使うはずの処世術はここにきて全く役に立たず、
あの岩みたいな鼻をしたポーカーフェイスの医者の顔が目に浮かんでは
心がすこしひんやりしたり。
何気ないふりをしつつもじつはじゅうぶん支配されている
そしてYOU!
これもまた自分なんだ、やんなっちゃうよ。

そうこうしているうちになんとなく気が付いてしまったのだけれど
今ここにもし私を見ている誰かが居たとするならば
真顔で自分の鼻をありとあらゆるところから観察する
23の女を見ては きっと
幸せな奴だと思われるにちがいないと思った。
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by aoi-ozasa | 2007-01-29 23:41 | Daily life
2007.01.28 『SWAN SONG』
こんにちは。
春眠暁を覚えずとはよく言ったもので、最近は二段階に分けた睡眠をとってます。
夜の8時には睡魔に襲われ、深夜まで夢の国を楽しんで
ぼんやり眠気眼のまま風呂に浸かり、明け方にまた寝入るという。
もう生活リズムずったずたです。
そのせいか昨日はエスタークを3ターンで倒すという、奇跡的な夢を見ました。
どんだけやねん。
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最近シルバーアクセサリーに凝っていて
GEODESIQUEのキーツリングを買うか、THE GREAT FROGのキースリングを買うか
ものすごく迷ってます。明日休みだし買い物行くかなー
どちらも安いとはいえないので金欠のわたしには悩むところ。
あんまりブランドにこだわりはありませんが、
出来れば貧相な指につけるものくらいは質のいい物を望むところ。
アクセサリーといえば今日、ちょっと変わったものを出品しました。
岡本太郎デザインの万博の記念ペンダント。
太陽の塔の顔がモチーフになってます。
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うちの質屋では全国区のネットであろうがおかまいなし、ブランド品のみならず、
こういった変わった雑多な物も取り扱うというのが母のモットーであるらしく
ときどきわたしも不思議な物の価値にも惹かれます。
何故か意味不明にもこれ、ちょっと欲しいなぁ、とか思って
でも手に入れて一体何をする気なのか分からなすぎるのでやめときました。

物をずっと見てると、その付加価値に気付くことがよくあって、
それを造るまでの過程もすごいけど、そこに付けられた数意的な価値とは相容れない
それを売りさばいていくまでの物流の流れが
ときどき別の価値や意味を持って浮き彫りになってきます。
それは言うならば、懇意な間柄に生まれる奇妙な情の様なものでしょうか。
とにかく、その物を愛でる気持ちがないと物は売れないんだとか
商売についてほざいたりもしています。
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そういえば今月の10日、家族と本えびすに行きました。
大阪でも最も治安の悪いとされる西成区、今宮戎。
”商売繁盛、笹持って来い” 掛け声の中で自分の形が曖昧となる非常に情熱的。
夜なのに寒さを感じない。商売の街、大阪という感じ。
人々のおしくら饅頭を抜けて河豚を食べました。

帰りに阪神高速を私の運転で走らせ、
乗車している全員が生きた心地をしないまま、家路に着き
母に死ぬかと思った、と二回言われ、そんなことはもう私が一番よく知っていましたが、
高速のハイウェイの中で私が感じていたことは、商売って楽しいということでした。

どちらかというと生来、商売というものを概観してきた私は
その方法を深く思弁することもなく
ただ当たり前に傍にあった方法として、両親の姿を見て育ってきたような気がします。
物の価値を見定めることや、物に帰属することは
わたしにとってはごく普通のことだったのですが、
顧みるとその慣れはものすごく間抜けなことのようにも思えます。

近くにありすぎると見えるものも見えない
靴屋の主人は家族をいつも裸足で歩かせる そういうことかな
斉藤一義も唄っております。
そういうことです。

最近はもっぱら家業を手伝う生活となり、
眠る前に自分がつけた値段を再確認しては
あれ、ちょっと高かったかなぁ、などとちゃっかり職業肌が染み付いて
まだまだ精通の域にはほど遠い宝石をルーペで覗いては唸ってる毎日です。
わけの分からない絵や文を描いてきた根性の貧弱な娘が
やっとそれなりに動き出してくれたと、
少しばかりは母も安心の様子でしょうか。

かといってこの先に価値のつけにくい、抒情詩的な自分の泥臭い行為を
やめる気は全くもってありませんが
これから先に出会う現象をのみこんで消化していくには
後にも先にも、自分が自分のために用意した辞世の句など
くそくらえだということなのです。
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by aoi-ozasa | 2007-01-28 05:41 | Daily life
2006.01.25 『老いの繰言』
エスターク倒せました。
いざ倒してみると思ったほどのもんでもなかったし、
やはしそれなりでもあった。
でも15ターン以内なんて神の業としか思えないから
とりあえず闇のトロフィーはあきらめて、3日以内にすごろくこせたらもうやめる。

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たまにしかしないRPGはものすごくハマります。
夢に出てくる、街の音楽、ありえないストーリー展開、嫌な敵。
だけど終わるときはいつもあっという間で、
とても長い旅だったように思えるけれど、実際のプレイ時間は連続計算すると3日もなく
たったそれだけの時間のことがとてつもなく遠い日のことにも思えて
得たいの知れぬ寂しさがこみあげる。
この寂しさは本当に得たいがしれない。
そもそも最初から本当は存在すらしてない。
乙女が少女漫画の王子様に抱くあれのようなもんだろう。
そっちの方面においては免疫があるはずだけど
聞き流して欲しい
これはただのゲームバカの戯言だ。

いま実はものすごくハマっている漫画があるのだけども
これは私の面子にかけても絶対にタイトルが言えないが
今日は新刊の発売日だったので、仕事帰りに即刻本屋さんへ寄った。
ここに出てくる男の子がそれはもう爽やかで
ちなみにその相手の女の子もとびきりキュートで
ひっつくのか、ひっつかないのか・・どっちだ!!?
みたいなもやもやに苛まれてる。
もうもやもやしすぎてもやしでどっちでもいいような気もする。
以前、ハンターハンターでカイトの首がちょん切れたとき、
はっきし言って眠れなかった。
ナルトでチョージが死にかけたとき兄が
「チョージ、まだ若いのに・・」と隣で声に出していた。
これもものすごく気持ちがわかる。
チョージは糖尿病かつ肥満病の恐れがあるが、
まだ若いし、それを能力として活かしていくだけの才もある。
なにも死ぬこたぁない。
ものすごく分かるから、もう誰かこの馬鹿をつまみ出してくれ。

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ときどきこうやって人生の中に迷い込んでくるものがある。
余興とでもいうのか、いうまいか。
ないほうがいい気もするし、なかったら困るものでもある。
アンサンブルみたいにはうまくはいかないが、
それ、それなりにうまく自分と波長できたら大成功。
できなければ?
いったいどうなるのかは人それぞれ違うだろうから言うまいか。

これはもちろん私の私観でしかないけれど、
優れた作品の多くは容れ物に飢えていて、
ただの空論にすぎなかった事柄が、人間の動作を伴ってはじめて存在価値を有するように
まるで形のない魂のようなものたちは
わたしという体を使って、新たな展開を求めてくる。
命あるものに触れることで、存在を証明し
偶像を崇拝することで、いずれそれにも真実の形が宿るかのように
だから私は八百万の神という日本人の考え方がものすごくすきだ。
すべての自然美、造形美に神をも見出せたのだと思うと素晴らしい。

ここ何年かで急速に、何かにつけてくだらないなと思うものが増えた。
めんどくさいと思うことや、嫌だなと目を背けたくなることも。
くだらないものが増えたというよりは、
くだらない眼鏡をかけて歩いていたような気がする。
くだらない眼鏡にかかればなんでもくだらなく見える。当たり前だ。
曇りガラスといってもいい。
結局よく見てみようともしないもんだからどっちでも一緒だと思う。
そうやって自分の瞳も濁って見られているとは知ってのことか。

なんでもよく見える、さもハッピーな眼鏡みたいなのを欲しいとは相当思わないけど
できれば、どんな眼鏡をかけていようがなかろうが
丸裸の視力を凝らして、両方を見つけられるようなにんげんになりたい。

わたしが出あったもののをすべての五感で感じ取り、手垢の跡ひとつ刻み込めば
自分が持てるありったけの知識と、これに好みの名前をつけて
これからの自分と、それを知ってゆくだれかに捧げたい。

もしもわたしが格別に気の利いた、
それこそ涙のするような歯も浮かない台詞を吐くことで
貴方を喜ばせることが出来たとするならば、
それが私が産みの親ということには変わりはないだろう
奇しくも気恥ずかしい想いをさせることがあるかもしれない。
それでも
それはたぶん貴方のせいだ。
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by aoi-ozasa | 2007-01-26 00:38 | Daily life
2007.01.21 『週末のキャンセル』
今朝は朝からご機嫌ななめで
腹の調子がおかしいし、頭のほうでも嫌な静けさがあるし
もしかしたらどこか病気なのかもしれないな、
と身近な人などに口吻を漏らしていた。

仕事の傍らで父の「伊藤を食べる」という声を聞き
そうか、伊藤は食べられるんだな、
”いとう”という名の魚がいることも知らず
どこかの伊藤さんとやらが
質の利息の食い物になってしまうことを指したものかと思った。

そうこうしているうちにも具合は悪くなり、
旅から帰ってきたばかりのやや時差ボケの母に連れられ病院に。
ここで週末の予定はすべてキャンセル。
とはいっても週末の予定などひとつしかない。
それだけに大きいものでもあったのに。

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生まれてこの方、入院をしたことがない。
大きな怪我もないから、全身麻酔も未知の領域。未曾有の恐怖。
はじめてのCTスキャンは胸に手を当ててと言われたお医者様よろしく
自分の心臓の鼓動を聴きながらのものとなった。
幸い、入院するには至らず内心ほっとした束の間
別の専門医への紹介状と一緒に手渡されたレントゲン写真を見て
これはどこが悪いのか全く分からないが
見えない恐怖とやらに唇を噛みしめる。
あいも変わらず自分は臆病者だな、と思う。
よく知りもしない病名に振り回されて、もともと猫背よりの背中をさらに丸くして
とりあえず寝ることを選んだ。

最強値にセットされたコタツの中でぼんやりと伊藤のことなど考えていた。

伊藤の名前に何らかの意味があるように
病名にも其れ相応の意味がある。
もっとも病名ほど簡潔で分かりやすいものも少ないが、
それだけにダイレクトに毛虫の心臓には響くものだ。
それと同様に、わたしや誰かの名前にも意味があって、
それはどれも一言で伝わるものではないけれど
将来子供を産むことになれば、きっと柔らかい響きのある名前をつけてあげたいと思った。
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さいきん、落ち込んでいるわけではないにしても
どうにも覇気がない。
鏡に映った姿は、皮肉にもそのままの自分を反転させたもので
質感や温度こそ感じにくいものの、
今これこそが等身大の自分であることを余儀なく知らされる。
思わず顔色の優れない鏡の自分に向って笑顔の練習などする。
お前はアホか、と向こうは笑う。
我ながら自分の顔には、皮肉感たっぷりの歪んだ笑顔がよく似合うから
最初からそれを知ってたらどんなに楽だったろうかと思った。

この日記を書きながら、今日友達から届いたCDを聴く。
本来ならば受け取りは月曜だったはずだけど、
週末の予定がなくなったわたしは、思ったより早くその音楽と出会えることとなった。
ときどききれいな音譜のところで目をつぶる。
壁に遮られた空間が一瞬にして、拡がって、また流れ出し
拡がって、拡がって、もうこのままどこにだってゆけるような気がする。
だけど目を開けた瞬間に、やっぱり自分はどこへも行けていないことに気付いて
一瞬の心の旅に思いをはせる。
そのひとときが一番哀しくて、いちばん苦おしく
でも何よりもかけがえないものだなと私は思う。

ネガティブな思考を愛すポジィティブなにんげんに必ずしも憧れたわけではなかったが
いつの間にか自分はそういう成り立ちをしていて
それが可笑しいから、日々のジレンマに悩まされることは少ない。
暗雲の中にも光の存在を信じてやまないお気楽な自分の性格を
少しだけ恨んで、また少しだけ理解もできるから
わたしという人間は、それをどう残していけるのかを考えたりもする。

あえなくキャンセルとなった週末の予定を、
どこで埋め合わすのかは自分の手にかかっているわけで、
それがたとえ望みもしなくても、その都度訪れる悩ましげな種は
いずれ自分へと還ってくるものなのかもしれない。
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by aoi-ozasa | 2007-01-21 05:02 | Daily life
2007.01.19 『誰かが記録する』
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ゲームばかりをやっていると目が悪くなるよと叱られた子供の頃
ここのところ毎夜ドラクエにあけくれる私に母のその声はない
叱られるのは子供のうちだけで
教わることはやれるうちに教わっておくもんだと自分を甘んじる。
もうとっくに目は悪い

おひさしぶりです。
母がポルトガルだか、スペインだかから帰ってきたので一人生活が終わりました。
もっとも、愛猫と暮らしているので、独りという寂しさはないものの、
危うきは制限のなき自生活。
わたしは一人暮らしになんぞ憧れたことはないのですが、
(一人でご飯を食べるのが好きなくせに変な話)
今回ばかしはこういうのもいいなぁなんて
快活な自適生活で候。

さて日記の更新やら何やらを長い間さぼっていました。
月曜日からまた再開したいと思います。
いや、エスタークが倒せそうにないからではないです。
でも戦ってもしないうちからネットの情報に踊らされ、腰がひけているのもまた事実。
ようやく重い腰に黴が生えてきてるのでは、と
現状を把握できるようになってきたことにも嘘はないです。

そういえばこの何日間はいろんなことがありました。
もう色々すぎてどこから話だせばよいのか分からないくらい。
下手の長談義といわれぬようにも、少しづつ鮮やかに吐き出したいとは思いますが、
じつはこのあいだ朝方に目が覚めて、胃液が出るほど吐いたので
もう何も残ってないような感覚もあり、
久しぶりにあった友達に、会話を見つけられないような焦燥にも苛まれて候。
波羅僧羯諦 菩提 薩婆訶 ハラサムギャテイ ボ−ジュ ソハカ
頭のなかで般若心経唱えるよ。

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たとえば仮に触れただけで破裂してしまうような
爆発因子を伴った恋心を抱く乙女が居て
彼女は胸の爆弾を抱えながらも滑稽なダンスを続け、
手を引くジェントルメンはそれにすら気付かず、ワンダフルな夜の情事で頭がいっぱいだ。
果てしない偶像に身を寄せてしまう乙女と、目先の欲から目が逸らせない紳士。
この白痴とも思える妄想劇が、まるで自分の頭の中で起こっていることと同じような
誘惑の緩和剤をも兼ね備えているのだから
あながちその事象に真理などはないかもね。

心を患おうが、頭をぶつけようが、皮肉にもこの性格が変わることはないように
物語だって、それぞれの終結を望んでいるのかもしれないな。
「ああ、自分はこの先何処へいくのでしょうか」などと
野暮な質問をしたいとも思わないけれど
そろそろ長すぎた正月を終わりにして、もちろんエスタークも数ターンで抹殺し、
行く先をしっかり見据えていかなければ、乙女の相手は出来ないね。

長い間日記をやめて思うことはいつも、右に倣へ
いったい誰様になりきって書いているのか分からない日記を連ねて
これを喪して
自分とはそういうことの連続であるという。
その中で起こりうる自身の冷ややかな目線ですらも、あくまで自分の範囲内。
触れることない胸中へ
そんなときに気付かされるのはきまってこういうこと。
右を見てみなさいよ、
おっとあたしは近視眼だ

不毛なのかな、そういうことではないかな
今年のはじまりはきっと、そんなことにもワクワクしよう。
周りにはよいお手本がたくさんあるではないか、

模倣できたら上等ねと終劇。
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by aoi-ozasa | 2007-01-19 23:44 | Daily life
2007.01.03 『写真日記』
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします



↓↓下記の日記はただの連ねごとです。毎日こんな感じです。
   ドラクエやってます。野菜あんまり食べてません。
   2007ですね、年おんなです。

1日 深夜
まだ夜が明けていない国道を走る
実際に時間的には、年が明けているのにもかかわらず
辺りはまだ、夜の気配がする まるでまだ2006年

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その数時間前
恋人の家で二人して9時頃から寝てしまい
カウントダウンも出来ぬまま、ぼんやり年越したソバなどを食べていた。
チェブラーシカのマグはいつものコップよりも小さいので
どうにも砂糖をいれ過ぎる。
行く末は糖尿病かもしれない、と新年早々弱気なひとたち。
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1日昼すぎ
既に帰宅し、仮眠をとって数時間がたつ。
親戚の家に挨拶へ行く途中、ばあちゃんの居るソルビラージュという施設へ寄る
最早ばあちゃんはわたしの名前が分からない。
母の名前も、兄の名前も、今ここが何処であるかさえも
数々の記憶たちがどこかへ遊びにいってしまったばあちゃん。
入れ歯をとったり、いっしょに「川の流れのように」などを歌ってなかなかごきげんだった。
それでもばあちゃんはこのあと数分でこの記憶とさよならをする
だけど美空ひばりの歌は忘れない

ああ 川の流れのように ゆるやかに
いくつも 時代は過ぎて

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2日
帰郷している兄がしているドラクエをひたすらうらやましく隣で見る。
彼がここに居る間にクリアすれば貸してくれる約束だけど
どうやら難しいようだ。
だけどひさびさに兄弟並んでするゲームは悪くない。
昔よりも彼は優しくなったし、
私も以前よりは少しはでしゃばりじゃなくなったのかもしれない。
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2日未明
眠りにつこうと思ったら、枕元に濡れたような感触があった。
電気をつけると、枕の中身が飛び出ていた。
百均の中袋が破け、無印の白いパイル生地の中では、
この得たいのしれぬ水色の、しかし長い間私の安眠の友となった物体が
信じられないほどに錯乱していた。
掬っても掬ってもなくならないような多さ。
だけど絶対に終わりがくる。
ただいつか忘れたような頃に、まるで異次元にも思えるようなその場所で
その欠片とは出会うこととなる
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3日
バーゲンへ足を運ぶ。
思ったより人は居なかった。バーゲンなんて何年ぶりだろう。
やはり、欲しかった商品はセール除外だったけど
その代わりMIUMIUのカットソーとヴィヴィアンの手袋が格安で買えた。
手袋など、4千円くらいだった。これだったら中学生でも買えるなぁ。
ヴィヴィアンが憧れだったあの頃がなつかしい。
ミッドウエストではJAS-MB のボストンを買った。
3年間よく頑張ってくれたA.P.Cの鞄ともここでお別れ。
よく見ると、キズや焼けがひどい。黒のレザーがくすんでる。
捨てるにはまだ忍びなく、どうにかこの場所に残そうとは思うけれど
その必要はない。 どうせいつかはなくなる。

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1日 明朝
空の向こうで朝が始まる。
すばらしい朝焼け。
こんな景色はかなり無理して早起きしないと見れない。
夜は侵食していく感覚があるけれど、
朝はそれとは変わって光のカーテンがめくれてゆくような雰囲気がある。
こんなとき詩人ならばなんと例えるだろうか、私は月並みな言葉しか浮かばない。
だけどその感覚は詩人にだって負けない。
ただ表現者でないぶんこの素晴らしさを人に伝える術を持たず、
狭いこの胸の内でこの輝きを眠らしていくことが
本当に、惜しい。

素晴らしく、永遠に続きそうなこの道の真ん中で新しい1年を身で受け止める
こんな風にして毎年新しい日を迎えられたらなどと、
また出来もしないのに

きれいごとばかりを追い求めてちゃだめだ。
この心が、くすまなければそれでよい。

そうして今年一年も迷わず自分自身を選んでゆけますように。


ああ 川の流れのように おだやかに この身を まかせていたい
ああ 川の流れのように いつまでも 青いせせらぎを 聞きながら
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by aoi-ozasa | 2007-01-03 21:39 | Daily life
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25歳なりました。日記は長いです。覚悟してください。
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