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2006.11.28 『サンタがきた』
思えばまだサンタクロースという人の存在を信じていた頃、

一度だけ、サンタからの手紙も貰ったことがあります。
それは確か私の欲しかったテクマクマヤコンとやらがもう非売品で
手に入らなかったんだ、と謝った内容で、
非売品という言葉のジレンマも知らずに素敵な筆記体のその手紙を母に訳してもらって
子供心に感激したものです。
カナダのような寒い国でトナカイの世話をしながら
これを書いている太り気味の髭のおじいさん、
そう、私のサンタクロースはイメージ通りだと。

小学5年生ぐらいになって、学校で筆記体を教わり、
私からサンタクロースに宛てた手紙が、母の引き出しに入っているのを発見したときから
あのサンタクロースは居なくなりました。
どちらかと言うと、それは”居てはいけないもの”で
幼稚すぎて妖怪じみて、自ら遠ざけたといった方が正しいかもしれません。
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百貨店で働いている友達が最近、こんなことを言っていました。
今百貨店では早くもクリスマスシーズンで、
店内ではクリスマスソングがばんばん流れているのだそうです。
それで確か松任屋由美だか誰だかの『恋人はサンタクロース』という歌があって、
友達は何やら憤慨のようでした。
同時に「来ねーかな」と言っていました。
私は「来ねーよ」と言いそうになって、いや、「来たらええね」
と言って二人で笑ったりしました。
そう私たちのサンタクロースはもう髭のおじいさんじゃないけど、
来て欲しいと願う心は幾つになっても変わらないもんです。

a0090173_22384054.jpg来月は、恋人の誕生日があるから、自分の使えるお金の中で
クリスマスにも向けて少しだけ買い物をしました。

ワンピースとキャンドルホルダー

マルジェラのコレクションラインの切りっぱなしワンピースにはゴールドのクロスネックレスと
黒のストッキングにストラップのパンプスがきっと似合うから
あとはこれに負けないゴールドのアクセサリーポーチを探して
彼に褒めてもらうのを待つばかり
それにしても最近マルジェラばかり買ってるなぁ。
相変わらず気に入ればそればかり。



ヴィレバンで買った1500円のキャンドルホルダーには
パリで買った珍しい黒のロウソクを突き刺して
聖なる夜に二人でぶっちゃけ話などがしたいです。
ぶっちゃけサンタは3人くらい必要だと思う、とかでもいいです。
とりあえずこのワンピースで可愛くキメれたら、きっと彼は来年も来てくれるはず。
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今日は素敵な贈り物が家に届いたんです。
アーカーンソー産の水晶のクラスターと、
今は絶版とされる吉本ばななの「ハチ公の最後の恋人」のハードカバー
そしてダンボールの横隅に、きれいな雪の結晶をあしらった手紙が2通。
ひとつはHAPPY BIRTHDAYの文字が書かれたバースデーカードでした。
あれっ、あたし10月生まれだけど・・?
いえ、これはきっと一足早いクリスマスプレゼントなのです。
なぜなら私はこの贈り物のおかげで、12月を素敵に過ごせそうなわけですから。
それにこれが届いたとき私は、
まるでクリスマスに枕元のプレゼントを見て感激していたあの頃のように
包み紙を丁寧に剥いていくことも忘れて、大袈裟に封をあけました。
そして空けたときに拡がる嬉しさは、子供の頃のそれに負けません。
大人だってプレゼントには弱いのです。

大人になるとサンタクロースとやらは人の心に住むようで、
クリスマスには誰かと誰かを行き来して、きっと素敵な贈り物の橋渡しに。
その貧困な妄想になんだかなぁと思いつつも、
まあそれも良いかな、と今年は誰のサンタになろうか考え中です。

彼女は女友達であるし、髭も赤い帽子も被っちゃいないけど
私にとっては、今年いちばんのサンタクロースなのです。
どうもありがと。今日はこの本を読んでねます。
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by aoi-ozasa | 2006-11-28 22:39 | Daily life
2006.11.27 『潜水』
息をとめる
目や耳や口や鼻や、顔を形成するパーツのひとつひとつに
圧力を感じる
私は今何かの中に居るのだと、そういうことを思わせられる。
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ここ何日かバタバタと色んなことがあって日記を更新できずにいました。
やることに追われて、
本来染み付いているはずのやらなければならないことがおろそかになり、
頭もほんの少しぼんやりしています。

朝方に入るお風呂は、窓からほんのり朝の気配がするので
蛍光灯の電気をつけないで入るとなんだか薄暗い

ほんのり暗くてほんのり鈍いから、今日ここに来るのは初めてのはずなのに
なんだか何度も同じ事をぐるぐると繰り返してしまっているような
そんな異質な空気にとらわれる

外側の気温に少し冷めかけた、ぬるくて甘ったるい湯船の中では
口ずさむ歌はたぶんバラードがいいよな、
なんて遠い異国のプリマ・ドンナを想ったりしながら、
歌詞もうろ覚えの曲を往復してみたり。
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小さい頃からの癖で
足を曲げればちょうど大人二人ぶんくらいの広さの浴槽の中に
わたしはひっくり返るような形で頭から湯船に浸かり
ほんの50cmほどの潜水を楽しむことがあります。
カエルみたいなその体勢は、客観視すると自殺ものなわけだけど
何しろ頭は水の中だし、息を我慢しているわけだから
そんな風に自分をとらえる余裕なんてあるはずもなく

ただ感じるのは、目を閉じた瞼の上でゆらゆら揺れる光のプリズムや
頬や髪や首や口元と一体化してしまいそうな天鵞絨の水のベールダンスや
膨張感にさいなまれる押しつぶされそうな鼓膜や、次第に苦しくなっていく呼吸や
そのときその瞬間に自分を包む現象
たった水中50cmの、それだけが全てで

そのどれもが鈍い感覚のはずなのに、
ひとつひとつの出来事が同じくらいに鮮明で、本当に強く訴えかけてくるから
いったいどれが自分の今のいちばんなのかが曖昧で
その全ての感覚をひとまとめにして
今、自分は何かの中に居るのだなと、そういう風に思います。

母親の胎内にいるときの記憶など、もちろん私にあるはずもありませんが
もしかするとこんな風に私は
母の中に居ることを知っていたのかもしれません。

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今自分がいる環境や、今自分をとりまく現象を
ひとつひとつにスポットライトを当てて、味わうことなど不可能ですが、
幾つもの出来事を、またその出来事にぶらさがった自分の感情を
そんな風にして、もうちょっと大きく、もっと広い感覚でとらえていくことが出来ればなぁと思います。
まるで神がかり的な言い方をすれば”大いなる意思”
でもほんのちょっと周りを見渡せば、自分を守ってくれている大切な人たちの顔。

「私は今、生かされているんだわ」

最近観たテレビの中にあった言葉です。
もちろんこんな言い方好みじゃないけど、
つまり言いたいのはそういうことだったかもしれません。

キラキラと光る金色の今日の夕焼けや、
それを眺めている優しい手をした人や
不安にかられた日常の収載や
止まることのないスイングや
声を出すことを忘れたプレゼンテイターや
明日へのメモや
今日の一日や
友達の顔
あの人の声

その全てを包む日常
それだけが全て
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by aoi-ozasa | 2006-11-27 22:48 | Daily life
2006.11.24 『どとう』
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夏の彼はこんなんでした。
どっしりとかまえてるね、
その下に敷かれたカンガルーのやつ、本当はきらいなんだよね。

ああ、今日はどとうの一日でした。
実際には一歩も外へ出ていません。ずっとPCの前です。
Dreamweaverが怒って2回もフリーズしました。
でも休ませてあげれません、
わたしはカンガルーのやつはきらいじゃないけど、再起動はきらいなのです。
ああ、もうこんな時間だ。マニキュアも塗りなおさなきゃいけないのに、
お風呂もまだ入ってない。

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これは昨日までの彼、
毛おばけです。
どこ見てるんでしょうか、うん、明後日だよね、君は。
あさってのことを考えると、そういう角度になるんだよね。時がとまる。

このあと彼は嫌な思いをいっぱいして、
お腹の毛玉たちとさようならをしました。

彼の毛は、空気に舞い上がるくらいにふわふわしているので、
すぐに集まって毛玉になります。
毛玉はフェルト化されて、彼の動作を縛ります。
それにしても毛、伸びるの早いよね

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このときもたくましい顔で私を見ていますが、明日君は毛を刈られるのだよ
そう言うと言葉が分かるのか、ニュアンスで伝わるのか
ものすごく怒るので何もいいません。

そして病院のあと、なぜか彼以上にグッタリしていた私・・
その後仕事を終え、昨日は夜の9時から今日のお昼になるまでずっと寝ていました。
頭が痛いし、顔が腫れているし、幸い今日は祝日だけど、
それを使ってする仕事があって、今に至ってます。
とても疲れていますが、ミクシーでいいことがあったので
もうちょっと座っていられます。

だけど頭は朦朧としてきているので、もう何を書いているのかもわかりません。
彼はたぶん、夢のなか。もしくはコタツの中で何やらを怒っています。
でももうすぐ起きてきて、わたしに何か言いにくるはずです。
わたしはパソコンの前に15時間も座っていることは出来ますが、
彼の考えていることは未だによく分からない。

あ、彼が起きてきました、
ニャーと、あれは『あおいちゃん何してるの?』の声でしょうか、
それとも毛を刈られたことの罵りの類でしょうか
「どとう」という言葉を教えてあげましょう。
私だって意味はあまり分からないんですから。

そんなことの意味よりも君は早く寝なさいよ、と言うかもしれません。
いや、分かってるんだけどね・・
彼はまたあさってを向いてます。
どとうの意味を考えているんでしょうか。

彼には彼のやり方があって、それ、それなりに私に何かを教えてくれる、
私は私なりの接し方で、彼との距離を保ち、夜は一緒に眠ることもある。
彼のあさってと、私の今がうまく結びついてくれるといいんだけど。

おや、足にパンチしてきました。やっぱり何か怒ってるんでしょうか。
どとうの攻撃だね、きみ。
だけどわたしにはそれは効かないよ。
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by aoi-ozasa | 2006-11-24 04:27 | Daily life
2006.11.22 『からっぽの情景とボンクラ』
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ブログを模様替え。

扉、
トビラ、
とびら



わたしはこのとき、暖房等のよく効いた暖かい小部屋にいるけれど、
実際に外は冬で骨まで冷える。
じつはまだそんなところまでいっていないことなら知っている。
だけど、あっというまにそれはそうなる。

今朝は電車を降りたところで、ちょっとした知り合いの方に出会った。
急にポンと肩を叩かれたわけでもなければ、やましいこともなかった。

だけど顔と顔を見合わせた瞬間に、吸い込んだ息がヒュッとなってしまって
理性に満ちた朝のおはようをするつもりが、
出たのは生まれたてのような声だった。ああ。

朝からぼんやり横断歩道のボーダーなどに気をとられているからだ。
白線を踏んではいけないよ。白のルールを果たせたのはいいけれど、
それとは別のところを踏んでしまう。
相変わらず頭は盆暗。
意識は半分夢のなか。
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帰りの電車の中では、隣に座った人の顔が真っ赤だった。
アルコールが原因というよりは、感情のせいだと思われた。
怒ってるのか泣いているのか、横顔だけだからよく分からん。
それに私は、どうしてこの人はこんな顔をしているのかを考えて、
いろいろ思ったはずだったけど気がつくと寝ていた。
ゆらーり。ゆらーり。
電車の揺れは気持ちがいい。次の駅の名前が浮かんでは消えて
ゆらーり。ゆらーり。
思考がグニャグニャになる。体もヘロヘロで、
ほうら、今日の仕事はもうおわりだよー
あったかいごはんとお風呂だよー
顔など赤らめていないで、おじさんもふわりとすればよいじゃないかー。
もうすぐだー。もうすぐでクリスマスだー
寝ている間に終わってしまうよー
眠って忘れなさいとママも言ってる
もりぐち。

その音をとらえた瞬間、
夢は一瞬にして途絶える。

ハードが起動する。瞬く間に情報が処理されていく。 もりぐち>変換≫守口。
すかさず立つ、足腰はまだ眠りの中だが理性がそれを引率する、
おじさんの赤い顔もちゃんと見る良く見ろあれは酔っ払いだバカヤロウ、
階段をチャキチャキ昇る、人の流れを邪魔しない、
手袋をはめる、財布に手を伸ばす、改札に出る、
回数カードも手品師の如く切る、素早く、美しく、一発で、楽勝だ。
楽勝、完璧、エクセレント。

それは体に染み付いた習慣とでも言いましょうか。
非常にクリティカル、問題ない。

だけど問題なのはそこじゃない。楽勝、完璧、エクセレント。
簡単な単語を繰り返すだけで、後は体がやってくれる。
そのとき実際の思考は完全にストップだ。
何をしているのかと思えばそれはまだ眠っている。
起こすには少し忍びないから手が付けれない。


暑すぎるとか、寒すぎるのはどうだろう。
会話も気温のことばかりになるし、頭の中もそれでいっぱいになってしまう。
仕方ない、今体に起こっているこそが一番の直情になるのも分かる。
だけどそれとは別に、暑いときは汗と一緒に何かが流れてしまいそうだし、
寒いと何かを抜かれた気分になる。もうどっちもこっちもからっぽだ。

この季節は非常に眠くて、いつもに増してぼんやりする。
ぼんやりぼんやりしていても、近いうちに春は来てくれるからいいけど、
この時点でのこれはもうやばいし、今もすでに眠くなってきた。
睡眠への誘惑剤がおいでおいでする。待ってまだ日記が途中。

寒いのがだめなんじゃなくて、必要以上に暖めるから悪いんだろお
とぼんやりしてきた意識の中で最後の結論。

思考が錯乱する。結合体が朦朧としてきた。
はやく、再起動をかけないと・・手を伸ばせ、ああ、だめだ。
だからといってこの暖房は消せない。
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by aoi-ozasa | 2006-11-22 02:27 | Daily life
2006.11.20 『暇することはありません』
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財布の中は300円しか入っていませんでした。
乾いた口内に甘味を、しなびた左脳に糖分を、
意気揚々と立った自販機の前で、体は一瞬 止まってしまいました。
心は一枚を取り出そうか迷う。とってもハラハラです。

今や煙草も値上げしたので、煙草すら買えません。
どうしたもんだかと、何度覗いても300円。振っても300円。かき回してみても300円。
魔法のビスケットのような具合にはいきません。
私はふだんお昼ご飯を食べませんし、お茶は家から持参しまくっているので、
特にこれといってお金を使うことがない平日です。
お金がないと分かるとどうしてこうもひもじい気持ちを感じるのでしょうか。
何も買えないし、どこへも行けない。それだけで十分立ちくらみする。
そこまで追い詰めた自分を心底恨み、まっすぐに家に帰ることを心より誓う。
みすぼらしくて、恥ずかしくて、情けないやら、バカバカしいやら。
とりあえず入るはずもないですが、財布の中には300万円が入っていると思うことにしました。
魔法のビスケットどころの騒ぎじゃありません。
車も買えるぜ。。。
と強気になっていたところ、何を笑っているのか、と上司に尋ねられました。
いいえ、なんでもありません。
いや、ビスケットがちょっとね。300円でね。
言えるわけもなく、咄嗟に出た言葉は 「あくびをかみ殺していました。」でした。
実際に死んだのはあくびではなく憧れのマイカーです。
上司はなんとも言えない表情の読み取りにくい顔をしていましたよ。
そうですか、と言っていました。
違います、300万円なのです。

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昨日は映画『アンタッチャブル』を観ました。
かねてから知り合いの強い勧めで、やっとこの休日をそれに使うことができました。

劇中ではショーン・コネリーがすごい演技を見せていましたよ。
私は役者を評論出来るほどの目も知識を持っておりませんで、何を基準にかと問われると
もちろん個人主観であるとしかいいようがありませんが、
ショーン・コネリーが尋問をスムーズにするために見せたあの小芝居。
ガラス越しに死体の頭をブチ抜きます。
私は、彼が狂ってしまったんではないかと、もうこわくてこわくて。
どうしよう、こんな奴仲間にしちゃったよ!やばい!と心が震えておりました。
時間にしてざっと2分間ほどの演技でしたが、実際に背中に何か嫌なものが流れるのを感じるほどの演技はすごいよな、と思ったまでです。
それはもうハラハラしました。汗もかきます。

スゴ腕のガンマン刑事ジョージ・ストーン役の若き日のアンディ・ガルシアがものすごくかっこよくって
わたし次に生まれ変われたら、彼とは言わなくとも彼にまつわる何かになりたいわ、
と思うくらいのもんでした。彼を見る眼差しは乙女のそれと大差ないです。
たとえば彼の放つ弾に撃たれる板でもいいわ、撃抜いてくれ。
もしもアンディ・ガルシアに誘われたらどうしよう・・と乙女さながら妄想をしていたそんな休日
ドキドキじゃない、心はハラハラするんだ

「戦艦ポチョムキン」からの引用された階段のシーン、オデッサの階段。
学生の頃、一度だけ授業で見ました。
白黒で雑音もひどくて、あのとき何が何だか分からないまま見ていましたが、
とりあえず何故か卑猥な気持ちになったのを私は覚えていました。
それはその後見た、妊婦の出産シーンが頭に残っているからかもしれないですし、
もとより私がひわいだったのかもしれません。
詳しくは分かりませんが、おおよそのところわたしの持つ思想言語の中では
たぶん卑猥ぐらいが関の山で、安易ながらも卑猥やセクシーさをノスタルジックに
ついつい変換してしまう私だった、
それは重要な褒め言葉の一部だったのだと今知ります。
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ハラハラって何なんだろうか、と思います。
貧困な私の妄想によると、何か木の葉のようなものがハラハラと、
または粉雪のように本来透明であるものが具現化された物質ともいえぬ物質が舞い落ちてくる、そんな爽快な葬送たるイメージ。
自分の感情がきれぎれとなり、分解されて、あるいは固まりをなして断片的なものとなり、
わたし自身の上に震えをなしながら舞い降りてくる様です。
私がこの数日間で経験したハラハラはそのどれもが、
我が身から溢れんばかりに排出された感情であろうに、
それを拾うのも、また、振り払うのも我が身だということです。

心がハラハラする。
それは、わたしを受け止めること。今を感じること、それを身に持て余すこと。
この造語に近い、だけど聴きなれた身近な言葉たちは
反すうしたり、弄んだり
改めて自分の意味を問い直すことで、新しい感覚へといざなって
時には開いてはいけない扉も開くものです。ひわいだね。

そんな一人遊びが私は好きで、暇な時間もなんのその。

どうにもならないこの性分も、どこにも行けない300円だって、
きっと無限の可能性を秘めてます。
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by aoi-ozasa | 2006-11-20 22:28 | Daily life
2006.11.16 『スピードにのる』
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小学校のとき
------なんでこんな夜中に小学校のときの自分が出てくるんだ?それはまぁいい。

 小学校のとき
 マラソン用紙というものがあって、朝の授業が始まる前にマラソンをしなければならない、
 といういかにも健全なしきたりがあった。
 しきたりと言えど、走る距離は個人の自由なので、
 走った分だけ自分で色を塗って、先生にそれを見せればいい。
 勿論ズルしたってかまわない。要はバレなきゃいい。バレなければ。
 だけどあたしは毎日物凄い距離を独りで走ってた。

 毎日毎日走り続けて、マラソン用紙がクラスでもいつも一番で、
 別に一番になりたかったわけじゃないけど
 思えば、あのとき初めて走るということを知ったんだと思う。
 毎日まいにち早起きして、誰も居ない校庭を、それも100m足らずのトラックを
 ぐるぐるぐるぐる廻り続けるだけのこの作業がなんの為だったのか。
 それを今更知る術はないが、たぶんそれぐらいしかなかったのだ。

中学生になって
-------この頃の記憶は幾つになっても鮮明で、いつになく狂おしい。

 走らないことを覚えた。
 あれだけ毎日走ったのに、学年で1位はとれなかった。

-----やっぱり一番になりたかったのか?いや、違うね。でも苦しくなったんだと思う。

 友達とベラベラ喋りながら、体育教師にすごんだ目で蔑まれながら、
 ダラダラと歩くようにトラックを廻る。
 だけど時々は独りで走った。もう前のように速くはなかった。

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外に冷たい木枯らしが吹く
早く家へと帰りたいのに自転車を忘れた私は小走りだ。
ヒールが磨り減っていくような、また地面を打ちつけているかのような不気味な音が響く。
すれ違う人が見ている。
それを私も見る。
早く家に帰りたいのにそんな余裕なんてどこにあるんだよ、
と思いながらも一瞬にして過ぎ去っていく一期一会を、まるでミュージックPVによくある
スローモーション効果のように、脳裏に書き留めてゆく。
外は、雨が降っていた。
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マラソンという競技を孤独だと身に沁みて知ったのは、中学生のころだ。
小学生の頃、独りで何週もトラックを廻り続けていた私に、孤独ということはなかった。
ただ、自分の行く先を見て、抜かす人の肩を捉えて何週だって
時間の許す限り走り続けることが出来たんじゃないかと思う。
まるでそこには初めから自分しか居ない。

中学に入って誰かと走るということに慣れたときにこそ、その孤独はやってきた。
ときどき独りで走るときに、何度かいつものように集団で走るクラスメイトを追い越した。
追い抜くと、がんばってるなぁと後ろから声がする。
見学で休む人たちが、突然本気で走り出す私を不思議そうに見ている。
長いブランクに衰えた私の肺器官は、その激しい運動に耐えることが出来ず、
痛みすら感じそうなほどに曇ってゆき、腕や足は、もう自分のものじゃないみたいだった。
クラスメイトが笑っている。
見学者たちは時計を眺めながらあくびをしている。
足がもつれる。何もないところに少しつまずく。誰か肺を取り換えて欲しい。
その誰にもそれを伝えられない

そのときに初めて、走ることは孤独だと知った。

同じ時間を同じ弧を描きながら走る人間たち、
その誰にも同じような苦しさがあったとしても、その誰もが、それが分からない。
その誰にも、その苦しさは分け合えれないからだ。


さて、外は雨がやみそうだ。
自分なりに高速回転のモーターを緩める。
膝が笑うとはこういうことか、と思えるぐらい膝がガクガクだった。
体は思ったより濡れてなくて、信じられないくらいに家には早く着いた。
その日、大阪は雨がふったりやんだりを繰り返していて、
もしかしたら、あの頃のクラスメイトたちもどこかで走っているのかな
と思った。

走ることは孤独で、走ることは結構つらい。
だけど、その分かち合えない痛みや苦しさを同じように抱える人達が居て、
そんな人たちが、それでも走り続けているのかもしれないと思うと
信じられないくらいに勇気が出る。
それは同じくらいにスピードを合わせて、
隣で走り続けてくれる誰かが居ることの安心感とはまた違うし、
初めから一人で走っているような気で走り続けられるときの感覚とも違う。
ただ、そんな亡霊を感じるだけで、信じられないくらいに力が湧いてくる。

まだ走れる、と自分に言い聞かすことだって出来る。

スピードに乗って
いつだって全力疾走できる。
走れ。
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by aoi-ozasa | 2006-11-16 21:35 | Daily life
2006.11.13 『ひきだしの中身を』
「明日は雨かもしれないらしい。」

雨の日、へたに広くて窓の多いこの部屋は、やたらと雨音が響くから
独りで居るには心細くって、あたしはどうも苦手だ。
昨日の日記には続きがあった。
あの後、部屋を模様替えするということをした。

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今は私の作業部屋と化していて、以前の兄の部屋でもある。
ここにはたくさんの物が置かれているけど、絵を描いていたときは本当に助かった。
まさかB全の絵なんて自分の部屋じゃ広げてられないし
ちなみにこの部屋は我が家ではいちばん広い。
写真じゃ分かりにくいが13畳くらいある。

絵を書かなくなった今は仕事から帰ってくると、
ほぼ寝るまでをここでパソコンの作業をしながら過ごしている。
母親がパソコンを始めたもう何年も前に、お父さんも一緒にすんでいたころ、
1m50もあるバカでかいパソコンデスクは1階にあった。
それを私が3階まで一人で持って上がった。
今思っても我ながらすごい。
それはどのくらいすごいかというと、
つまり、100年の恋も冷めるという慣用句を思わず自分で口にしてしまうところだと思う。

バカでかいパソコンデスクの隣には兄の子供の頃の勉強机が並べられている。
インテリアなんかに無頓着な兄は全く使わなくなった頃からもずっとこの机を放置していた。
とはいえ私も部屋にある。今はテレビをちょうどよく置ける台と化しているけど
なんだか捨てられない。
なんだか捨てられないものが入っているわけでもなければ、もっとかわいい机が欲しくもあるけれど、机たちは毅然と私たちのスペースを侵食する。
それは心地よくもあれば、こんなもの!と思いながら、
いつも、そこにあった。

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そしてこの机たちもまた、兄弟であった。
私よりも2年年上の兄が小学校に入学するときに、そして私が入学するときに、
それぞれ買い与えられたものだ。
今は椅子を捨ててしまったので面影もないけれど、
確か兄のは車の絵が描いてあるやつで、私のはキキララだった。
もともとそんな購入者向けに生産されているものだ、
体が成長して、この机の存在をなぜかものすごく恥ずかしいものに感じだした頃には、
もうそれは机として機能することはなかった。
だけど机は今も各々の部屋にある。
ほとんどスッカラカンになった引き出しの中身
開けたいようで開けれない。 ほんの少しの残りを片づけることが非常に面倒だからだ。
それは思い出のような気がするからかもしれない。
精算するという意味においての一握りの錯覚。


本人を目前にそういうことをすることがなかった私ではあるけれど、
気のない素振りを見せて、本当はちゃっかりお兄ちゃん子だった。
だから兄がもしこの机を捨ててたら、私も真似をして何の躊躇もなく捨てたと思う。
しかし兄はそれをしないまま家を出た。
なので机は今もここに。私は未だにこれが捨てられない。
この兄弟机たちがどちらか一つ、欠けることがなんだかとても寂しいことに思えるからだ。
もしも、えいやっと捨てることが出来たとしても、
次の日に取り残された片方を見て、心が哀しくなってしまっただろう。
それがこうも鮮明に予想出来てしまうのは、私たちをどこかで重ねてしまっているからかもしれない。
兄は至って元気だろうけれど、もう以前のようにその怒鳴り声を聞けないことが寂しくもある。
お兄ちゃんが死んだら、あたしたぶん、泣くよ。

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明日は雨だという。

相変わらず私はパソコンに向って意味も無く作業を繰り返している。
隣には勉強机が、たまには勉強もしろよ、と言わんばかり。
そうしたのは私だけど、なんだか余計尻目に感じるな。

それにしても、見渡すかぎりゴチャゴチャとガラクタのような物が所狭しと並ぶ
まったく広い部屋が台無だ。
近視眼の物たちに囲まれた底なしの沼。
長い年月を経て、今この部屋に再び私が居る。
今はそれが嬉しくも少し 寂しくもある。

そこは宝島
兄が過ごし、そのもっと前は私と兄の子供部屋だった。


こうしている間にも夜は進み、明日がやってくる。
相変わらず夜更かしがやめれないままだ。
そして今とりあえず思うことは、明日は雨はふらないでほしい。
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by aoi-ozasa | 2006-11-13 23:23 | Daily life
2006.11.12 『ガール』
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今日は梅田でマルジェラ⑥ラインのファブリックスカート、ワークスのオープントゥ、
以前友達がすごいぬくい!とおすすめしていたA.P.Cのリブタイツを買いました。

VIA BUSでは、思わず手に取ったコートのお値段が、
あたし昨日寝てないっけ?というくらい0がかぶって見えましたので、
今日は早く寝ようと思います。お、おかしいな、カ、カシュルミア・・?
でも思わず中身のない財布をつきだそうとしてしまいそうになったくらい
可愛いかったMARNIのハンドバッグもそんなもんだったので
悪い夢は忘れて、どうやらほんとうに早く寝た方がよさそうです。

あれ?
・・・どうしてこんなことになったのでしょう?

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さて、ここに居るのはアディちゃんです。
そうです。今日はドライビング。行く果ては内環を通って新深江まで。
ひさびさの一人運転。
それはちょっと緊張して、ちょっとわくわくするから
ヒールはあきらめて、集めまくったスニーカーはいていくことにしました。
さきん履いているヒールだと、高さ8cmくらいの傾斜があるので
常アクセルを踏んでいる状態になる、
それは言うなれば、いろんな意味でプッシュ精神が爆発してしまうからです。

ひさびさのスニーカー。どれを履いていくか迷ったあげく、
赤のアディちゃんを選びました。
彼は2年ほど前に一目惚れされたはずっだったのですが、
なぜか価値観が合わず、もうずっと引きこもりが続いていましたので。


a0090173_19514737.jpg今年は車検です。
バカらしい代行費を払うのが本当にバカらしいので
今年は恋人に指導を受けながらユーザー車検。
今日はそれの前の点検にいったのでした。

オカンブログからの写真なので彼女の愛チャリ付き

それでその点検とやらが、4,5時間かかる見込みであったので、
車をあずけてキタへNIKONの修理がてら立ち寄ったまでです。

さぞお店の方はびっくりしたことでしょう。
手ぶらで出かけていったはずの運転手、帰りは両手がふさがっています。
金がないからユーザー車検だとか何とか言って
めっちゃ散在してるやん・・、と。


そしてうちに帰ってきて、いつものように買ったものを並べます。う~ん。
というか、あたし、こんなスカートに合わせれるコート持ってないじゃないか・・
靴はまあいいとして、鞄を買うはずだったのでは・・?
不思議です。
人間はどうやら、どれほど目標を高らかに掲げていたとて、
目先の提示物にこんなにも脆くくじけてしまう生き物のようです。
ストイック精神もどこへやら。
そんなものはじめから無いに等しかったのかもしれませんね。
まあ、記憶にはないです。

アディちゃん効果も全くもって効き目がありませんでした。プッシュ精神は全開じゃないか。

でもおかげで明日の仕事はちょっぴり楽しみなのです。
新しい洋服や新しい物を身に着けると、どうしてこんなにもリフレッシュされちゃうんでしょう。
はっきり言って勝負下着つけてるだけで強気になれちゃう。いつもより背筋が伸びる。
それを一時的なものだとは知っているから、また新しいものに手を伸ばす。
それはとても浅はかではあるけれど、
それが自分を精製してゆくのだからもうどうしようもない。

着飾ることしか能がないなんて言わないでくれ、
貴方だってそう望んだでしょう?

さぁて散在狂の戯言はこのぐらいにして今日は日曜日なのでもういっこ日記を書きます。
と、思ったけど本当に眠いのであるいは寝てしまうかもしれません。

それでは散在狂の皆様方各位、及びガール達は、明日も派手に着飾ってください。
そして我こそがナンバーワンだと胸張ってってください。

お披露目する場所に恵まれない人はブログにでも載せましょう。
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by aoi-ozasa | 2006-11-12 20:19
2006.11.08 『グルーミー・グルーミー』
夏がその終わりを告げて秋が顔を出し
未だその紅さも感じ取れぬままで居るというのに
もうその扉を開くのですか

暖をとる間もないほどに、到来を噛みしめる心をおざなりにして
季節はただ、暦をなぞるだけの存在となってしまった
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木枯らしが吹いています。
ああ、まったく。この2日間はいやというほどに寒いです。
まるで極寒。早くも冬が来たようですね。

私はというと今朝やっとこさ、
そのオバケを仕留めるとやらの罠を張り巡らせれたばかりなわけで
結局のところ未だ何故窓が開くのかも分からないまま
相変わらずぼんやりと、空蝉の記憶を詠んでます。

そういえばさっき帰り道に自転車を漕いでいて
後ろから来たおじさんが私を抜かすその瞬間に、目が合いました。
そんな経験は別にこれといって書き留めるほどでもないことですが、
じつは目は、3秒以上合っていたのです。

3秒以上目が合って、3秒以上のものを想う

まさかそんなことがあるのかしら、などと思っていると
私のスピードを越したおじさんが、何やら体をかがめております。
何を見つけたのか、私もそれを真似てかがめると
かがめたおじさんのお尻から、聴きなれた音が聴こえました。
屁、です。
そんなおじさんの屁を全身で浴び、
冷たく頬にかかる木枯らしと、そのなんともいえないおじさんに
心はもうどうしようもなくくたびれて
知りもしないおじさんの複雑な家庭環境を想像し、何とかそのこにくたらしい後姿を見届けることが出来ました。

心までもが寒くなる
わたしは、冬を知っています

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うつり変わって昨日は、小休憩にと喫煙所に向った折、
同じフロアで働く別会社の人に遭遇。
彼はサイトを運営するプログラマーさんで、頭が薄いのと、次いで幸もなんだか薄いんだろうなぁ、というのが特徴です。
正しく言うならば、バッタリ会ったというよりも、彼の方が3秒ほど後に、その場所へ来た。
私がさあ今から火をつけようと、加えた煙草にライターを押し当てる
カチッ
その音でようやく私という先客に気付いた彼は、
まだ間に合うといったように私に気付かれぬよう方向変換、そそくさ私と喫煙所を去りました。
だけど私は見てしまう。
彼のポケットに入れた手から、今取り出そうとされていたはずの彼の小休憩具。
どうやら彼のブレイクタイムに私は不釣合いであったようで、
ちなみに言わせていただくと、あたしもテメーが嫌いだ。


ああ、寒いなぁ。
その日から気温はとても低かった。


あったかいコタツに体を忍ばせて
だしのよくきいた鍋などを突付きながら、テレビを見たい。
恋人に、さむいさむいと言いながらストーブにあたってこんな話を聴いてもらいたい。

季節はあっという間に移り変わり
その間隔を未だ掴めないままに、私はどうして過ごしていくのでしょう。
やがて真冬になって、年があけ、また次の春がやって来て、代わり映えしない毎年の季節の到来に、
ただただ自分だけが年老いて、取り残されて、
いったいどんな風にそれを感じ取れというのだ。


日めくりカレンダーをめくらない毎日はとてもはやいです。
流れ作業のような一ヶ月もとても実感がついてこない。

相変わらず堂々と巡って、言い聞かせるように出来事を書き留めます。
暖をとらないと。


ああ、そういえばこの季節はとても風邪をひきやすいのです。
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by aoi-ozasa | 2006-11-08 21:57 | Daily life
2006.11.06 『オバケに喧嘩を売る』
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『オバケ(もしくは変態)に喧嘩を売る』
これ、今月のテーマ。

実はここ最近になるまで、誰にも話していなかったようだけど、なんかお風呂が嫌だ。

何が嫌かって、お風呂というものの存在自体がうっとおしく、
うとうとと気持ちよく、嗚呼このまま明日へいってしまいたいなぁ、
なんていうような体に鞭打ってでも継続しなければならない日課である。
というのもそうだけど、
お風呂の窓がなぜかいつも開いているからだ。

入るときにいつも確かめる。実際には思わず視線がそれをとらえると言ってもいい。
扉を開けた瞬間に、まず目に入ってくるような配置で窓はある。
しかし確認作業というものは非常に億劫で、よほど留意していないと
忘れてしまうという盲点が必ずといっていいほどある。
毎回入るときに思う。 「窓は、閉まっているよな」
だけど忘れてしまう。不思議な現象を前に確信が持てない。
確認したことまでは思い出せても、そのときした確認の内容が全くもって曖昧だ。
仕事が出来ないタイプかもしれない。
無防備に開け放たれた窓を眺めて思ってしまう。
いや、もしかしたら開いていたのかもしれないよ、と。

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夜中に突然ものすごい恐怖に襲われて、理由もないが目も開けていられないほど
怖くて眠れない日があるだろう。
それは決まってこわい話をしたとか、怖いことに出会ったとは限らず
なぜか、ものすごく怖いことを思ってしまうのだ。
その恐怖といったらすごい。もう発狂寸前の、細く、研ぎ澄まされた神経すべてで
その何か得体の知れない恐怖を感じる。

そんな突発的な恐怖の襲来はお風呂場にもあり、わたしはこの経験が3日に一回はある。
入るときに閉まっていることを確認したはずのお風呂の窓は、なぜか、いつの間にか
空いている。

それは、”隙間”であった。最近覚えた”間隙を突く”という言葉を使ってもいい。
どちらでもいいが、母に確認したこともある。
「お風呂の窓開けた?」 私が入る前にはたいてい母が風呂を使っている。
その母が隙間を開けて出た。と言うのであれば、私の確認ミスとも思える。
しかし答えはノーだ。ましてや閉めて出たとも言う。
その答えにどれほどの重みがあるのか。
それは風呂場での恐怖の襲来を味わったことのある皆さんであれば
容易に想像できると思う。
窓は、私が入っている間に(しかも時によって開いている方向が違う)
そう、ランダムに
勝手に開いているのだ。

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はじめは何てことないと思ったこともここまで来るとこわい。
ときどきは物凄い恐怖に襲われる。窓に向ってシャワーをかけてみてやる。
おばけなら水で清めてやる、変態が用意したカメラならぶっ壊れてしまえ。

先週のことだ。
なぜか私はその日はとても鮮明に確認作業のことを思い出せた。
なぜならその日は、入る前に死ぬほど確認したからだ。
窓は開いていない、窓は開いていない、窓は、開いていないのだよ。
しかし体を洗っているときに妙な違和感に襲われた。
風などほとんど感じないが、窓のことが急に気になった。
窓を見て声も出ない。お尻のほうから込み上げる恐怖の旋律に涙が出そうになる。
・・・なんで開いてんのよ。

とりあえず窓に向ってもの凄く変な顔をしてみた。
自分が知る限り最上の、変なポーズもとってみた。真っ裸。
誰かに見られていたらそれこそ死んだほうがいい。
おばけならあたしにとりついてもいいことないぞ、変態なら金にはならんぞ。
もうパニックだ。

事を母に話して、鍵をかけて入れという単純なことが決まった。
父はおばけなどありえないという。
しかし、窓の外にはいつも誰も居ないし、ストーカーであれば
なぜ私のお風呂の時間を把握できるのだ、どこかで待っているというのか?
私がお風呂に入るまでどこかに潜んで?
それも怖いな。
真夜中に壁一枚隔てた向こう側、正体不明の誰かさんがいるのだ。
どちらにしろ呑気に歌など歌っている場合ではない。

とりあえず真相が知りたい私はトラップを仕掛けることにする。
先週は忙しく、あまり家にも居なかったので、するならば明日。
朝、もしくは昼の明るいうちに黒い糸を張る。
もちろん真夜中には見えない場所に、誰かさんも気付かない程度で。
窓が開いた次の日に、その黒い罠が破られていたならば答えは確実。
私は絶対に鍵をかけてお風呂に入るべきだ。
こちら側からビデオを仕掛けてもよいが、何か写ったときにこわいのはこちらの方なので
それは自粛しよう。
人間かどうか分かるだけで十分。

それが分かるまでは鍵はかけれない。
また分かり次第この日記で報告する。

もしこれを見ているストーカーさんが居るのであれば今すぐにやめてくれ。
パンツぐらいならあげる。(でも勝手に盗ってはだめだ)

今日もまだお風呂がこわい。
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by aoi-ozasa | 2006-11-06 02:05 | Daily life
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25歳なりました。日記は長いです。覚悟してください。
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