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2006.10.30 『カンゲキ』
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たとえばここに”隙間”という漢字がある。
私の周りでこの漢字を読めない人は少ないだろう。
答えなど、言うまでもない。


小学生の頃、誰もが経験することのひとつに
「はい、何ページから何ページまでを小笹くん」
と教科書を意味も無くみなの前で読まされるといった授業風景があった。

中には嫌な気分になった生徒も居ただろう。たぶん多くがそうだ。
嫌な顔、小さな声、けだるい立ちかた。
あれは、そこに書いてある漢字を読めない場合や、恥ずかしがり屋さんには酷なやり方じゃないのかい?
と今でも思うけれど、別に先生の授業方針にまで口を挟む気など毛頭ない。
それに、ああすることによって、お喋りや内職に夢中の生徒に嫌味なやり方で注意する
という策だったのであれば顔がひきつるけれど、
声に出して読むという行為は物凄く大切であることに気付いたこの歳になれば
むしろ初めてそれを覚えたのはあそこだ、と言えるのかもしれない。

私はどちらかというと、そこでめちゃめちゃ先生に当てて欲しいと思うタイプの生徒だった。
理由はいっぱいあるが、並べてみると多分ひとつも残らない。
足し算と引き算を合わせてゼロ。それに一生懸命身を投じていたわけだ。

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ここに来て”間隙”という言葉に出会う。
この漢字が読める人は一体何人居るだろう。
少なくても私は読めない。

教科書を卒業したこの歳になって、そういう場面に出くわすことはまず少ない。
毎日のように新聞の社会欄や経済面に目を通している人であれば話は別だが
普通に暮らしていると、日常会話の中ではある程度義務教育で習うような漢字しか出てこないし、
基本的に偏った小説や漫画ばかり読んでいる私であれば
得てして使う暇のない悪戯な知識は増えても、必要でありそうなものを入手することは困難だ。
ただしそれは自分によって価値は違うものでもある。
必要なものは何か?それが分かってりゃ話は早い。


あるとき仕事でクライアントとの直談判を帝王に勅令される。
内容的には至って単純。簡単に言えばお客様に直接てめえがメールしろ、ということだ。
ただし非常に困った。
相手はふたまわりも三まわりも上の人間。私は頭をひねらせて出来る限りの知識を使い、
尊敬語と謙譲語を使い分けた文章を作成する。
だけどこれでいいのか分からない。
固すぎず砕けすぎず、大人の文章ってどんなんよ?
と唸りながら書き上げたそれはいただいた返事から察するに、
出来合いのおかずを食卓に並べ上ただけのディナーのような代物であった。

これは初めての経験で、もちろん何のフォーマットも用意されていない。
改めて社会人としての自分を問われた気分であった。


そうして間隙という言葉を知る。
恥ずかしながら、初めて見たときは印刷ミスかと思ったほどだ。隙間の間違いじゃないの?
これが小学生のあの風景であれば間違いなくスキマと読んだ。自信を持って。
訝しながら辞書を引いてみてまず思ったこと。
もうひとりの自分が囁きかける。「人に言わなくて良かったな」
だって。まったく、意地悪なやつだ。

この歳になって声を出すということをしなくなったな、と思う。
迷惑乗車をする奴が居ても心の中で馬鹿野郎、
悪いと思いながらも声にならずにごめんなさい。
さむい、あつい、独り言ならまず増えたけど、
読めない漢字は黙読で、
意味がなんとなくなぞれるだけで、実は読めないんだからなお痛い。

それは知っていることの少なさを意味することもある。
自分を知らない、気持ちを知らない、言葉を知らない。使えるものが少ないと言ってもいい。
自分は未熟であるなと思いながらも、まだまだ学んでいけるのかと思ったら
高い学費を払わなくて済むこの現状が、
なかなか素敵ではないかと思えるから呑気なものだ。

日増しに増えてゆく引き出しの中身は至って整理整頓がなされていないし、
今から整理しなす気も相当しない。
なれば尚更、これから増えてゆくものは少しでも正しい配置で容れてってやろうと思う。
なるべく正しく、出来るだけ正確に。感じたものを失わない形で。
あやふやなものはあやふやな形でしか出てこない。
もちろんそれは、あやふやな場面ですら使えない。
もうあやふやすぎでワケが分からなくなるからね。
使えないものばかり増やすんじゃない、
どうせ残るのであれば、使える形として残してやろう。

「声に出せないものなど信じるな、自信があるならもっと声を!」
また自分が囁きかける。おっと実はなかなか情熱的なんだな。


ちなみに間隙を読めた人は何人居ただろうか。
答えは”カンゲキ”、

そんな言葉を知った最近。
まさしく感激である。
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by aoi-ozasa | 2006-10-30 02:25 | Daily life
2006.10.26 『ホールインワン』
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このあいだ、会社に学生が4人ほど来た。
上司さんが別の仕事でカラーコーディネーターの講師をやっていて、
なんでもそこの学生さんだとか。
誰も歳は私よりも2つ下だけど、シューカツと呼ばれるものに全く手をつけてなかった私は
頭があがらない。
彼らは自ら見学に来たいと申し出たそうだ。

それで私は、いち早く社会人に出た者として、何か言葉をと言われて焦ったのだけど
突然のことだったにも関わらず、相変わらず口だけは達者なものだ。
ただし信じられないほど汗かいた。

そのときの学生達を仮に一人ずつ、ペーター、もやし、沖縄、かりんとう
と名付けよう。
どうでもいいが、そんな感じの学生達だった。

そこでペーターが「学生の頃にしておいた方がいいことって何ですか?」
と聞いてきた。
沖縄はすごい目力でこちらを見ている。
もやしはもうそんなのどうでもいいよ、といった感じで、
かりんとうに至っては黒すぎてどこを見ているのかすら分からない。

その質問にははっきりいってまいった。
相撲取りが土俵から転げ落ちてコロコロコロコロしまいには観客席横の坂までも上って
一番上にきたところで、「マイッタ。」と妙なポージングをとる感じ。
もはや、土俵から滑りおちた時点で彼の負けは確定だし、
試合後に及んでそんなアクティビカルな表現もない。
それにものすごくどうでもいいが、頭の中でそんな奇妙な妄想まで繰り広げてしまうほどの心境だったというわけだ。

「りょ、旅行かな・・」
と小さく呟いた私に、ペーターがもの凄く大きな声で、「えっ?!」と聴きかえしてきた。
思わず体が反応してしまう。えっ?
もやしはさっきまで明後日を見ていたくせにニヤニヤしいているように見えるし、
かりんとうは視界に入らず、沖縄は落胆の色を隠せないといった感じだ。
私は焦って、「バイト?」と続いて何故か疑問符付きで語り、
”恋愛?”という言葉がとても大きく心の中で暴れているのを必死で押さえた。

学生達は質問のレベルにかけ離れた私の答えにガッカリという感じ。
そんなの聞くなよ!と言いたいが、どうやら私の力量不足。
すでに試合は終了だ。

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そんなやりとりがあって、もちろん帰り道にけっこう落ち込んだ。
自分、学生のとき何やってたよ?というのもそうだけど
上司さんの面子を潰してしまったもしれないというのに加えて、
今の自分の面目も丸潰れだからだ。

果たして、学生の頃にやっておいたほうがいいことの、適確な答えは何だったんだろうか。
その答えは、もう学生じゃない私こそが分かっておかなければならないはずだけど、
本当はあの学生達の方が自分達に適正な答えを持っていたんじゃないか、と思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

はっきり言って、今の状況に関しても「いますべきことは何か」
という正確な答えを言える自信はない。そんなものほとんどいつも分からない。
どれが正しくて、どれをすればいいのか。
その答えを知って、それに沿って行動が出来る人は、自分の描いた姿にうんと近道できるのだろうけど、
遠回りをしてでも、ついつい寄り道をしてしまう私が居る。
いま何がしたいか、に関してはいつも従順である。

ただし寄り道の中には、ゴールからは遠ざかろうとも、
ゴールまでの道のりに、少からずとっても力になってくれるものも必ずあって、
それは全てが同じゴールに行き着くものではないにしても
私という人間をほどよく色付けてくれるから不思議だ。
ホールインワン出来なかった答えにも、それなりに意味があったのなら
まあそれもよしとしよう。


帰りの電車で、ふとロンドンの地下鉄にあったポスターを思い出す。
なんとなくインパクトのありそうな英語だったから、帰ってから調べたことがあったのをここにきて思い出して、にやり。
そんなことがあるから、寄り道はやめられないよ、と思う。


『It's up to all of us』
それはすべて私たち次第です。

つまりはそういうことです。
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by aoi-ozasa | 2006-10-26 02:07 | Daily life
2006.10.24 『オタク狩られる』
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好きな色は何色ですか?

ときどきこういう質問をされると非常に困ります。
では、あなたは何色ですか?とひとまず聞き返してしまいそうになる。

はっきり言って、そんなものはその時々の気分によって違うのです。
仮に、赤だ。と答えても、今は。という付け足しが必要になるし、
言い切ってしまえば、 いや、しかし青を好きだと言えば良かったかもな・・
などと後で思い悩んでしてしまう自分に、
えっそれ何の後悔? とつっこんでやりたい気分になります。 (つっこみ済みです)

私にとっての色の好き嫌いとはいつもそんな塩梅、いえそういう具合なので
答えには、「とりあえず今は」というところから始めなければなりません。


a0090173_1483990.jpg今年の夏はよく靴を買いました。
そういえば私は服よりも靴を買うのが好きなのです。

この間、クロエのサテンのトゥーヒール、マークのエナメルなどと
可愛い靴をたくさん見かけました。
残念ながらヒールも値段も高すぎて手に取る前に
その手を払われた気分でしたが、ね。


最近は赤が好きで、こないだも赤いカットソーを購入しましたが、
以前、知人がそこの日本人離れしすぎた店員さんのことを、
百戦錬磨のヤギみたい、
と言っていましたし、私もそうだと思うので怖くて 暑くもないのに汗をたくさんかきました。
別にヤギと赤とは無関係ですが。 猛牛のような鋭いヤギだったのです。


今日、こんな話を聞きました。
最近東京では、オタクが山のように狩られているそうで、
あんな人畜無害そうな人たちを狩るとは、けしからん!と思いましたが、
確かに彼らはお金を持っていそうだし、ある場所にいけばうじゃうじゃ居るようなので、
狩りたくなる気持ちも分からなくはないです。
しかし、それがなんでも社会現象になりつつあるそうで、
街中でインタビュアーが一人の男性をとっつかまえて失礼にも、
オタク狩りが怖くはないですか、と問う
その男性は「僕はもうオタクの服をやめたのでこわくはないです」
と答えました。
えっ・・。

まあなんとなく、その彼がいう服装は理解できなくもないですが、
たぶん、いくら百戦錬磨で赤に突進してきそうに見えてもヤギはヤギであるように
服を着ようが着てまいが
インタビュアーにそんな質問をされている時点で、彼の目論見は大失敗に終わったようです。

汗が・・出てきました。

そういえば買い物にいくときの、私の鞄は重たくて、
何でもかんでも詰め込んでしまう性格上仕方なくはありますが、
漫画がっ・・
漫画を。

クロエだの、マークだの言ってる場合じゃない。
「好きな色はなんですか?」
いま、それどころじゃないんだよ、

・・・・・。


常に間違いなくいつでも同じ答えを持てる質問があります。
「好きな物はなんですか?」

気をつけなければなりません。
狩られます。
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by aoi-ozasa | 2006-10-25 01:49
2006.10.22 『少年』
少年が居た

一番前の車両でうつらうつら、生暖かいようでもあるけど、
秋を感じさせるような、そんな風に吹かれながら
最近お気に入りのベートベンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」の第2楽章を繰り返し聴いていた。

少年の小さな肩をほとんど隠した形でリュックサックのショルダーが
いまにもずれおちそうな具合にかかっている。
その付け根には、『準急/枚方市』とだけ書かれたプレートのキーホルダーがぶら下がっていた。
それを見つけて少し笑いそうになる。
あまりにも具体的であったからだ。

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少年はときどき、電車の揺れによろけそうになりながら、指揮をとるかのように、
だけどまだ少し、身を任せられないでいるのか照れ臭そうに手で何かの仕草をとる。
彼の視線の先にあるのは車掌。

そうだ、少年の夢は電車の車掌になることだ。


私はその仕草があまりに可愛いくて思わず声をかけそうになった。
「車掌さんになりたいの?」
だが、そう聞こうとしてすぐにやめた。
彼の視線はあまりに強く、その憧れを追っている。

私は目的地に着くまでの間、彼の姿を見守ることにした。
ときどき、うまくいかないのか、小さな唇と眉毛を八の字にして、少年は健闘する。
電車の名前と行き先だけが描かれたとてつもなくシンプルなキーホルダーが
少年の動きに合わせて揺れる。

途中で停車した駅でたくさんの人間が乗車してきたので、少年はその場所を陣取っていることが出来なくなった。
私の前にも人が立ち、少年の姿は見えなくなった。
それから、その少年はどこかで下車してしまったのか、
目的地の終点に着くまで、私はもう二度とその少年を見つけることが出来なかった。

だけど、あの少年は私の見えないところでまだ、あの覚束ない指揮をとっていたんじゃないかな、と思う。
そして私はその名前も知らない少年がいつか、
実際に私たちを運んでくれる電車の車掌になれればいいな、と思う。
何にも負けないで何にも流されず、その気持ちを大切にしていけるようにと強く願う。

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私の小さなときの夢はイラストレーターになることだった。
絵を描くことが好きだった。
ずいぶん長い間、それを夢にしてきたと思う。
だけど、いつしかそれは恰好だけのものになっていった気がする。
いつの間にか、自分のために絵を描くことはなくなった。もっとも正確に言えば描けなくなったのだけど。
大学のとき、ある先生にそれを話したら「怠けているだけなんじゃないの?」と言われた。
それもそうだ、と思ったら可笑しくなって、
長いこと肩に入っていた力が抜けていったような気がした。
それからは、あまり考えすぎず、自由に絵が描けるようになった。
だけどそれと引き換えに、長い間描いてきたものはもう夢ではなくなった。



今、私には別の夢がある。
たくさんの時間をかけて放りだした夢は、違う形として、また別の夢となった。
この歳で、新たに夢を作ることは、はっきりいって前途多難だ。
自分の中で色んなしがらみがあるし、断ち切れない生活や、どうしても作れない時間がある。
だけど今度こそこの夢を心から楽しみたい。
「あの絵を描いてきたときの自分を無駄にしないで」
と、どこかで繋がるように結んでゆきたい。

少年のことを思い出す。
ああ、今の私は彼であって、彼のぶら下げていた具体的なキーホルダーなんだなと思う。
まだ大きな、それこそ人を運べるようなものは動かせないけれど、
心の中で揺れるのは、確かにあの小さな夢だ。


ベートベンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」は
まさかなぜ、こんなにも美しいメロディーが「悲愴」であるのかずいぶん長い間分からなかったけど
この曲を愛する人達が、その楽譜を知って初めてその曲を飲み込んでいくように
言葉と同じで、改めて『夢』という意味を使うことによってそれを知るというような

そんなカラクリが密やかに込められているのかもしれない。
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by aoi-ozasa | 2006-10-22 21:33 | Daily life
2006.10.21 『風邪の23は開けゴマ』
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風邪ひきました。
おかげで長らく日記の更新をさぼってしまった。
ドンマイドンマイ
風邪なんかここのところ長らくひいていなかったのに、ちょっと無理が祟ったみたいです
誕生月だからとて、ちょっと浮れていたのかもしれない。
それにしても風邪よ もうちょっと優しく噴いてくれないか


最近ミクシーではマイミクの何人かの方が大好きな金木犀についての日記を書いていて
私はそれを横目に しまった、書き損じたなどと、少し迂闊にも足踏みをしながら
秋を知って23歳になった自分のことを改めて思うことが出来ました。

そうか、もう23歳なのか、と思うと同時に まだ23歳か、とも思える。
それがどちらとも、何とも言えない感情であるのは分かるけど
腑抜けたものであることは隠しておきたい。

たとえばその辺に、髭を生やした魔法使いのおばさんが居て
「あなた、23歳おめでとう」と私に一声かけて、意味ありげな笑みを浮かべたら
一瞬にして目が覚める。
おばさんが重たそうな俵型のお尻を向けて飛び立てば、その後ろ姿を眺めながら
聴きたいことがある。
・・・いったい どんな魔法を使ったんだ?

おばさんが何かを比喩するものだとして、そんな妄想のひとことだけでこんなにも
23歳のスタートラインを歯切りよく切れそうな気がしてくるから不思議だな

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私の愛する村上龍は、24歳でデビューして
小説を書くことが、とてつもない労力と時間が要されることを考えると、
23歳のときには既にあの芥川賞作品に着工してたことになる
こないだ引退表明した中田英寿に至っては19歳からずっとプロリーグに居たし、
宇多田ヒカルも10代のときにはファーストラブなんか唄ってミリオンセラーだ。
もしかしたらもっとすごい23歳が居るだろうし、もっと若くして大成を成し遂げている人も居るだろう。

もちろん天性の才能であるとか、環境であるとか、運ですらもあったり、
成功の比重的に見れば、実家のしがない質屋と小さいウェブデザイン会社を行き来してる私など足元にすら及ばないことは百も承知。

でもそういうことでじゃなくって、
15歳で元服を迎えて戦に立つ武将であるとか、
20歳で特攻兵に志願して短い生涯を終えた若者であるとか、
もし今わたしという23歳が
彼らと同じ時間を有していて、仮に23歳のタメ同士で出会ったとき、
友達になれるのだろうか。
持っているお金や地位や名誉なんてとっぱらった上で、負い目や卑屈さをひとつも持たずに、
23歳同士としてちゃんと話が出来るかな

持ってるものが何もないとしても、誇れる才能や魅せれる要素なんてなくっても、
そんな23歳たちと対等に話が出来るような、23になりたいな、と思った。

そして同じように23歳を迎える同期が身近にいることも、私の23には欠かせないことであり、それが嬉しくもある。
そして次へ次へと、歳を重ねるごとに今よりももっと新しいことを知り、今よりもうんと成長してまた次の自分を探してゆきたいものですね。

さあ、どんな私が待っているか
魔法の呪文などなくても、その扉をひらいてみよう。
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by aoi-ozasa | 2006-10-21 03:41 | Daily life
2006.10.16 『たべるよ』
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そういえばさいきんお菓子ばかり食べてるよ
いや、今に始まったことではないけども。
Pringlesの限定テキサスバーベキュー味が体に悪そうな味でこれまたおいしくって

でも今日はとても疲れたから、友達が誕生日にくれたc/sでハートのオレンジティーを砂糖をたんまり容れて呑んでやった!
ちょっと遅いめの夕食メニューはソバとエビチリというなんだかとてつもない組み合わせであったけども、食後の紅茶なんぞ優雅に飲んでるあたしには そんなことはどーでもいいのさ。
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ときどきこうやってジャンクなものを食べ漁ってて思うんだけど、
必死こいて集めた教養やら知識はいったいどこへ行くのかな

体内にはとっても便利な消化器官というものがあるようだけど、
食べたものは血となり肉となって、要らないものは排泄するっていう
あの体の仕組みって形のないものには応用効かないの?

考えたことや生まれた感情たちはどこにいったのかな。
ジャンクな食べ物は老廃物がいっぱいあって、そのぶん排出しなきゃいけないように
同じように知識や教養にもジャンクなものはたくさんあって、お披露目の機会さえも得れずに埋もれてったそんなものは、溜まって澱んで
いつか心までも腐ってしまうんじゃないかしら、ね

たとえば無駄なものが何ひとつない場合でさえも、
適温で保管されていたとしてもほったらかしの物が気付けば腐ってしまうように、
忙しい毎日の中でおざなりにしてきたものは、もう幾つか使い物にはならないだろう
ただし体の中で確実に渦巻いてる、その歪みっぷりったら毒素に近い

そうしたらどうしたらいいのか分からなくなる
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知り合いが言っていたんだけれど、コンタクトレンズを外して洗うように
背骨も外して洗いたいって。
たぶんゲロンゲロンのがいっぱい付いてるから、洗ったらたぶんキモチイイぞーってさ。
それはすごいな、と思ってね。
確かにそうだ、自分の背骨がなんだかとてつもなく穢れたものに思えてきたぞってね。
それと一緒で、悪いものが体の中にあるのかもって
そう考えるともう居てもたってもいられなくなるでしょ?
それと一緒で忘れてしまいたいことや、消してしまいたいものがフイに存在感をアピールしてきたときに
それだけで死ぬほど背中がゾクゾクするように。

なんてこった、ってな経験談や
バカなことを、と呆れるくらいのくだらない持論であるとか
もうやめてよ、って赤面の至り
思い出したくもないことばかり思い出してしまうのはなぜなんでしょうね、

・・・・・・・

そこであたしは考えた
それをどーにかこーにか活かしてやれる方法をバカなりに。
体内浄化計画ってあながちそういう意味をのっとって、
「余分なものを外に吐き出しちゃいましょ」てまるでこの世は吹き溜まりじゃねぇか、とも思えるけど、
魂の浄化の如く、ミナサンのそんな部分が昇天してくのを想像すれば
それはとっても美しい光景ね

そう思うならまだまだ食べれるな
そのサイクルを続けていくうちに何かとてつもない効率アップがはかれるかもな 
そんな気がするな
全くもって無意味なことでさえも、エクスクラメーション・マークを付けて飾り立てて
エキシビションすることで完成できる




だから出来るだけ日記を書く。
できるだけきれいに書いてあげる。

そんな風に自分がすきだ。
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by aoi-ozasa | 2006-10-17 00:39 | Daily life
2006.10.15 『ゆとりある休日』
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USJ行ってきましたー。
う~ん。早くも4年ぶり?
高校2年生のとき母と行ったロスのと、3年のときの遠足で、これで3回目です。
初めて行ったときの感想は、これって遊園地?でしたが
だーれも遊園地などとは言っていないので別に間違ってないね。

今回は10月のハーロウェインカーニバルとやらが見たくて見たくて(ハローウィンだいすき)
それに誕生日だってことで連れていってもらいました。
いやーよかった。ちょっとしたミュージカル気分。そーゆうんが好きな方は是非ゼヒ。
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それにしてもUSJのちょっとすごいなぁと思うのは、入場料の¥5,800だけで一日遊べるというところだとつくづく思う。

去年エキスポに行ったんだけど、入場料とフリーパスで結局¥7,000くらいして、でもパレードとかその価値ない。 あれ?っていうかパレードあったっけ?

まあ、忘れたけど、あのショーだけでもだいぶお金かかってると思うのに
¥5,800だけで入場フリーパス効果って元取れるのかしらん。と思いました。

夜は夜でピーターパンやってたし。すごいね。


その日は朝からミナミ行って、USJ行って、ラーメン食べて(また!)、今日はごっつええ感じのDVDを見まくってケーキ食べてステーキ丼作って・・
忙しいけど、ゆとりある充実した2日間でした。

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もはやただの自慢だけれども、プレゼントにずっと欲しかったヴィヴィアンのナックルダスターリングをもらったので、早速明日からつけていこうと思います。
こんなん付けてキーボード打てるかしら。
いえ、打ってみます。

デザインの仕事は一見華やかに聞こえがいいけども、
あたしを含め、東京に行った友達らの話を聞いていても、ちっとも華やかじゃない。
缶詰状態で一日中パソコンに向かって、もう肩やら首やらはガチガチだし、
足は浮腫むし、目は残像が見えるし、で
なかなかハードです。
でも、だからってついつい楽な服装をしてしまったり、爪は短くしよう、とか
思ってる自分が好きになれなくて。
23歳なんだから、そういうところは忘れずに居たいもんだね。
自分デザインできなくてどーすんのさ。
そしてこうゆうゆとりある休日こそが大切なのかもしれないね。

それにしても楽しい2日間でした。
さぁ、明日も仕事なのでもう寝ましょうね。
おやすみー。

 *************************************

そういえば、当日せっかくBEAMSへ足を運んだのに、エヴァTが入荷遅れてました。
ちきしょーめ。26日発売だってさ。
どこにも着ていけないけど欲しいなぁ。初号機のやつ。

エヴァンゲリオンTシャツ 2007年劇場公開記念
なーんかエウレカとのコラボとかもあるらしー。それはいらんけど。
ビームスはアニメとのコラボに走るねー。の、わりに店員はTシャツのこと把握してなくって、
ちょっとオタク度が足りなさすぎ(いや、それ以前に店員としての問題か。)てがっかりだった。
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by aoi-ozasa | 2006-10-16 01:52 | Daily life
2006.10.12 『つづけつづけ』
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父がまた変なメガネをかけています。
どこで購入したのか、ゴルゴや飛行パイロットのようなデザインで
ワイルドかつオサレさを演出するつもりのようです。
パカっと開いてその下はまたネガネ。 楽しそう・・

彼は今度エジプトに行くのだそうで、かなり前から資料をプリントアウトしまくってましたが
おみやげは何もいりません、としつこく言っているのに
何度も「おみやげ要らんの?」と聞いてきます。
要らないってば。

そういえば今日の大阪はとてもよい天気です。秋晴れというのかな。
この季節は運動会でしたね。
このくらいの気温であってこそ。
さいきんは寒いので、まさかこのまま冬になるんじゃあ・・?
と少し怯えていましたが、秋の気候は季節のなかで一番好きですので
できればこのまま留まっていたい気分。


この間、宝塚付近のコンビニでススキが棄てられているのを見ました。
あれは秋の風物詩ではありますが、雑草であることは間違いないので仕方ないんだろうな
と思いながら横目でその風景をとらえます。
無造作にコンビニのゴミ箱に突っ込まれたススキを見て、下手に感傷的になるなよ~なんて思っていたのに
案の定、なんだかそれについて考えてしまったり。
まあ特に何を浮かべたわけでもないですが、

心の中でひとことだけ

「なんとなく好きでその時は好きだとも言わなかった人の方が いつまでも懐かしいのね」
川端康成が囁きました。


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あーあの人たちはどうしてるのかな~
そう思う人は多くはないけれど、
誰かの中で私も同じようにそう思われることが出来るのであれば
”私は元気です”
と月並みな台詞で、もうたったそれだけで時間の空きを埋められるかのような
そんな空気が持てればいいね。

そんな想いよ 結んで開いて手をとって
続け続け


それぞれがそれぞれの秋を抱えて冬を支度始めます。
例年の如く思うことは、今年はあまり寒くならなければいいな。

そうしてる間にも日は有無を問うこともなく暮れ始め、あっという間に夜がはじまります。
今日は誕生日でした。

さ、仕事、仕事。
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by aoi-ozasa | 2006-10-12 15:51 | Daily life
2006.10.10 『Jetを聴きながら』
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昨日はドルチェモスカートへいってきました。
今初めてHPの存在知ったけど、こんなに色んなところにあるのか・・
それにしても色んな意味ですごいHPだな。

行きつけの店です。恋人もここの味がとても好きで、たぶん毎週行ってます。
家族サービス的なカントリーな風合いの店内にいつもロシアン調のわけのわからないホットな曲が流れているけど
価格はリーズナブルでとてもおいしい。
しょーもないホテルで食べるよりもよっぽどいいです。

それはそうと、その前の日行った一風堂ののれん分け的存在らしいラーメン屋で、
ミクシーの自分のページのことを”俺の部屋”と言い出す人達に遭遇。
別に盗み聴きするつもりはなかったけどカウンター席だったので仕方ないね。
あまり違和感の感じない標準語であれは馴れ合いだなんだと言っていましたが
私は一緒に食べていた恋人に『このひとたち、いま、俺の部屋って言ったよ!』
と早く伝えたくて、ラーメンすすりながらそわそわしてました。

ミクシーのことを何と言おうが勝手ですし、そんなものは好きにすればいいと思いましたが
馴れ合いであろうがなんであろうが
大の男二人がラーメン屋でする会話かよ、
目配せしながら激しいつっこみを入れたい気持ちを抑えつつ。

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帰りの車の中でJetの「Look What You've Done」という曲を何度も繰り返して聴きました。
出だしがビートルズのイマジンっぽいよね、とかなんとか話しながら。
この曲のPV作るならどんなのにする?って
彼は、一言で言っちゃえばバイク好きのおじいさんが転ぶみたいな哀しくも恐ろしいストーリーを描いていたようで、
私がそんなんこの曲やったらなんでも良くなるやんと、そのアイデアに少しケチをつけると
じゃあ、どんなんがいいって
今思えばなんであんなことを言ったのかな、と思います。
世界中を旅するスキープレイヤーの話。
もう二度と言いません。
きっといい曲のせいです。

でも普段ロックなかんじのひとたちの作るバラードはなんでこう心に沁みるんでしょうか。
SUPER BUTTER DOGのさよならCOLORも
ブルーハーツのチェインギャングも
ニルヴァーナのWhere Did You Sleep Last Nightも
荒削りな感じがたまらないのかな。
どれもこれも想い出の曲です。
そしてぜんぶPVがあります。私なりにね。

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たとえば99年の大魔王の予言が実は結構おそろしくって、
スケジュール帳にこっそりドクロマークを書き足していた私は
誰にも見つからないようにしていたはずなのに
それを友達に見つかってしまって、かわいいね、ってなんだかバカにされたような気がして
本当に死んだらどうするんだよ、とムキになってしまった記憶があります。
そのときに、もしそうなったらどんな死に方がいいかな、って
長いことそんな話をしました。
色んな幸せな終わり方をたくさん模索し合いましたが、
あの頃、その瞬間を迎えるときにふさわしい曲を探したけれど、でも結局答えは出なくて。

恋人とバカみたいに自分なりのPV話をしながら
ふと通り過ぎる見慣れた帰り道を見て
今ここで隕石なんかが落ちてきて、あちこちが一瞬で崩壊していく瞬間に立ち会ったとき
ああ、そんときに今かかってるような曲であったなら
こわくもなんともないね。
なんて、そんな風に思いました。


もちろんそんなロマンチックはなくて、当たり前のように今日がはじまり、
私はいつものように支度して、最近チック症気味の左目を気にしながら仕事に行き、
どんどんと年老いて、もしかするといつかこの恋人とも別れがやって来て
癌みたいなありふれた名前で独り病床につくのがヤマだったりするんでしょうけど。

だけど今日みたいなこの気持ちを切り取って
ありふれたこの休日を かけがえのない日々の1ページのように
大切に出来ればなぁと思うのです。

単に流れ作業をやりこなすのではなく、私の脳みそがパンクしないかぎりは、
そんな幸せな (バカバカしい) なんだか暖かい (でも枯れてしまう)
とても終わりなんてなさそうな (死ぬまで治らないわ)
そんな意識を詰め込んでやりたいと思うのです。

そしてもしも、

この憧憬にも近い妄想癖のようなワンシーンが実際に訪れたときには、
何よりも先にCDデッキのスイッチを。


そんなことで少し嬉しくなりながら本日も、今日を発ちます。
今日もつかれたね。
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by aoi-ozasa | 2006-10-10 23:27 | Daily life
2006.10.10 『ムーラン・ルージュの花言葉』
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夜が少しずつ長くなり、
衣変えをすませた私の生活はだんだんと秋色に染まりつつあります。
もうすぐ誕生日がやってきて、
わたしも20と3を数える歳になりました。

拝啓 みなさま
お元気でしょうか。

先週の土曜日、少しフライングを兼ねて地元の友達が祝ってくれました。
去年は友達の結婚祝いと同時に、一昨年は居酒屋でサプライズ、
その前も・・と今年でいったい何年目になるでしょう。
もうそんな長い付き合いになるんだなぁ、としみじみ感じながら
有難い と心を撫ぜられます。

まり、クミ、すてきな誕生日プレゼントをありがとう。大切に使うよ。
ますだくん、私はマルボロじゃないけど、ありがたく吸うよw
内田、いつも企画係りをやってくれたり人を集めてくれてありがとう。
忙しくてあんまり顔出せないけど、なるべく行くからまた楽しい宵場をヨロシク。
きよみ、ヨネヒコ、アベッチ、まえだ、忙しいのに来てくれてありがとう。
飾らないあなた方がとても好きです。


素敵な誕生日プレゼントの中に『ムーラン・ルージュ』の花束がありました。
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これは私が一番好きな花でヒマワリの黒の種です。
黒の種といっても見た目にはココアブラウンにワインレッド混ぜたような色合いで、マホガニーベルベットやクラレットとよく似ていますが、イギリスでこの種は『ムーラン・ルージュ』と呼ばれます。
一見まりでそのように見えませんが、花びらの一枚一枚に黄色が刻まれていて、ひまわりであることが分かります。
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ひまわりは漢字で「向日葵」と書き、自分の名前の漢字が入っていることもこの花が好きである理由のひとつです。
葵とはもともと、花の名前から由来する漢字のようで、この名前が入る花の名前はたくさんあります。
ですが、その中でも未だ私は向日葵がいちばん好きです。
この名前の命名にその理由は含まれていたかどうかは定かではありませんが、
数ある向日葵の花言葉に愛慕という言葉があり、
その連なる文字の通り、”愛し慕う” そんな風に想われる人間で居たいなぁと
誕生日を迎えるたびにそう思います。


そして、向日葵の言葉の由来は、太陽の動きを追うように花が回るということから。
でも実際は太陽を追って回るのは若い時期だけのようです。

私はいつまでこの想いを持ち続けて居られるでしょうか。
いつまで暖かさを必要と、していけるんでしょう。
逆にいえば、いつから、光を仰いで自ら輝けるんでしょうね。

「23歳も素敵な歳でありますように」

友達がくれたBook cardにあった言葉です。

どうもありがとう。
この花に負けないくらいに、いつか私も、と
深く心に誓います。

敬具
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by aoi-ozasa | 2006-10-10 04:16 | Daily life
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